名古屋大学 オープンキャンパス2018 ガイドブック
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5[教 育 学 部 Q & A]① 学部、学科の選択についてQ. 教員養成学部でないとはどういう意味ですか?A. 本学部では、主に教育学と心理学を学びます。教員志望の学生もいますが、本学部の主な目的は、教員養成ではなく、大学その他の研究機関で調査研究を行う研究者や、臨床心理士、企業の人事担当者、教育サービスを行う企業人、政府の教育行政担当者など、教育学や心理学を学んで社会に貢献できる人材を養成することです。② 大学での授業についてQ. 入学後どのようなスケジュールで勉強するのですか?A. 主に最初の2年間で、学部を問わず全ての学生が学ぶ全学教育科目を履修します。全学教育科目には、文系科目および理系科目の基礎科目と教養科目、外国語科目、健康・スポーツ科学科目などがあり、多様な学問分野に接することで幅広い視野を持つことができます。  全学教育と並行して最初の1年半の間に、教育学部においても、教育学と心理学の基礎的内容を学修します。そして2年生の秋学期からは、教育学系3コース(生涯教育開発コース、学校教育情報コース、国際社会文化コース)、心理学系2コース(心理社会行動コース、発達教育臨床コース)の計5コースのいずれかに所属して専門的な学修をします。教育学部の専門科目は演習科目や実験科目が多く、さらには学外で実習を行なう科目も複数設けられており、能動的な学びが保障されています。  3年生の秋学期頃からは、卒業論文に向けた学修も徐々に始められます。そして4年生になると、指導教員のもとで卒業論文に本格的に取り掛かります。卒業論文も含めて所定の単位を取り終えると卒業となります。  もし、まだ専門的に勉強したければ大学院の道が開かれています。公認心理師や臨床心理士になりたいとか、大学で教育研究職につきたいと考えるなら大学院進学をお勧めします。Q. 外国の教育について勉強できますか?A. 教育学系の国際社会文化コースにおいて、特に比較教育学と教育人類学の領域において、外国の教育について主に学ぶことができます。また、国際社会文化コース以外にも、諸外国の教育について研究している先生はたくさんいますので、本学部は外国の教育について勉強するうえで最適の学部です。Q. 留学することはできますか?A. 大学が結んでいる協定とは別に、教育学部も本学部の学生を対象として、独自の留学協定を結んでいます。協定の内容は、交換留学定員枠に教育学部生を優先し、留学先の授業料が免除されることになっています。現在協定のある大学はアメリカ、韓国、中国、モンゴル、インドネシア、ドイツの6ヶ国に及んでいます。③ 教員免許、資格等についてQ. 教員免許は取れますか?A. 取れます。中学(社会)、高校(地歴、公民)を取ることができます。また、文学部が開講する科目を履修することにより、中学校及び高等学校の国語科及び英語科の教諭の普通免許状を取得するために必要な単位を修得することができます。ただし、本学部の主たる目的は教員養成ではないので、名古屋大学の他の学部と同じように、普通に卒業するために必要な勉強だけでなく、教員免許取得のための勉強が必要になります。Q. 公認心理師や臨床心理士の資格は取れますか?A. 公認心理師については、国家試験の受験資格を得るためには、学部と大学院の両方で指定されている科目を取得して修了する必要があります。臨床心理士については、大学院(前期課程)の臨床心理学系コースで必要単位を取得して修了すれば、臨床心理士資格認定協会による試験の受験資格を得ることができます。育

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