新潟大学人文学部 CAMPUS GUIDE 2024
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□□□□ 新潟大学人文学部は、人間・社会・文化を対象として、多角的・総合的な視野から教育と研究を行うことを理念としています。幅広く人文学の諸分野について学修できる良質な環境を整えることにより、次の4点に集約される基本的能力・態度・姿勢を有する人材の養成を目標にしています。人間、社会、文化に関わる諸問題に多角的・分析的にアプローチを試み、主体的に取り組むことができる。社会のなりたちとその歴史を深く理解し、人類が生み出した文化に敬意を持ち、その価値を後世に正確に伝えることができる。身近な課題の探究を通して、地域社会に貢献する。異文化に対する理解を深め、調和ある国際社会の形成に貢献する。 こうした教育理念に基づき、人文学部では、しっかりとした基礎学力と旺盛な学習意欲をもつ人、豊かな感性と強い関心をもって学習に取り組む人、そして人間・社会・文化に関わる諸問題に関心のある人の入学を望みます。人文学部のカリキュラムは、教養教育と専門教育の連携によって幅広い教養と確かな専門知識を涵養し、人文的実践知を育むことを目指しています。3つの主専攻プログラムの下に多様な専門分野が用意されていますが、それぞれの専門分野について体系的な学習の道すじが工夫されていると共に、先端的な内容を紹介する講義も充実しています。同時に、1学科制であることを活かし、人文科学の諸分野を横断的に履修しながら卒業に必要な単位を取得することができるようにもなっています。033. 英語・外国語科目の充実 初修外国語(いわゆる第二外国語)では、日本人教員とネイティブ教員による週3〜4コマのインテンシブ授業により、「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能のバランスに配慮して、総合的な運用能力を1年間で涵養します。英語・初修外国語ともに、中級・上級科目が選択科目として用意されているので4年間かけてハイレベルな語学力を手に入れることも可能です。古典語科目も開講されています。4. 表現プロジェクト演習などによる活動成果の発信 学生の主体的な取り組みと実践によるアクティブ・ラーニングも大きな学習効果を上げています。たとえば表現プロジェクト演習では、学生が協同して創造的な活動を行い、その成果を地域社会に向けて積極的に発信します。文学や映像作品の製作・発表、地域の民俗芸能への参加など、これまでの人文学部の枠組みを超える先駆的内容を展開し、国内外の教育関係者からも高い評価を受けています。5. きめ細かい教育体制―初年次教育、キャリア科目 これらの豊かな学びは、学年に応じたきめ細かい教育体制により実現されています。1年次には人文入門や初年次演習などの初年次教育が用意されており、大学での高度な学修へとよりスムーズに移行できるようになっています。キャリア科目では、様々な業界の現場で活躍する方々から直に話を聴くことができ、卒業後の人生設計や就職試験について具体的に考えることができます。1. 1学科制による体系的&横断的な学び2. 4年一貫の演習科目で課題探求・解決力を育成 演習科目は学生のプレゼンテーションやディスカッションを重視する授業ですが、一人一人の学生が存分に力を発揮できるよう受講者数その他について丁寧に配慮し、きめ細やかな指導を行うことにより、課題を探求し解決する能力を含む「人間力」の育成に力を注いでいます。

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