新潟大学 経済科学部 学部案内2024
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西洋経済史高垣里衣7学際日本学は、社会科学と人文科学の垣根を越えて、政治・経済から思想やアニメーションに至る、「日本」の社会と文化の幅広い問題を対象とします。留学生との対話を積極的にカリキュラムに取り入れ、異なる境遇や価値観の人々と共に学び、現代日本の課題を見つめなおし、積極的に情報発信する姿勢を身に付けることができます。スペインを構成する一地域であり、大西洋に面したバススペインを構成する一地域であり、大西洋に面したバスク自治州の港湾都市を研究対象として、ローカルな地域がク自治州の港湾都市を研究対象として、ローカルな地域が持つ、国家を超えたダイナミズムを、商業史・経済史の視持つ、国家を超えたダイナミズムを、商業史・経済史の視点から研究しています。スペインとは異なる独自の言語や文点から研究しています。スペインとは異なる独自の言語や文化を継承しつつもスペインという国家の枠組みの中に存在化を継承しつつもスペインという国家の枠組みの中に存在しているバスクの商人は、南北アメリカ大陸、マニラ、中国、しているバスクの商人は、南北アメリカ大陸、マニラ、中国、インド、アフリカなど世界のあちこちに出ていって、異文化をインド、アフリカなど世界のあちこちに出ていって、異文化を持つ人々とネットワークや信用関係を構築して貿易を行って持つ人々とネットワークや信用関係を構築して貿易を行っていました。現代人が所与のものと考えている「国家」といういました。現代人が所与のものと考えている「国家」という近代的枠組みに基づく思考から脱却することで、ローカル近代的枠組みに基づく思考から脱却することで、ローカルな人々の国家の枠に捉われない活動が、国家や帝国に対しな人々の国家の枠に捉われない活動が、国家や帝国に対し与えた経済的影響を明らかにしようと試みています。与えた経済的影響を明らかにしようと試みています。複数の人文社会科学分野の基礎知識を選択し、修得することによって、「日本」を多角的に分析し、理解する方法を学びます。グローバルな視点から日本をめぐる問題を理解するために、外国語の学修を重視します。留学生をまじえたゼミで活発な議論を繰り返すことによって、粘り強い対話力と協働力、課題解決能力を身に付けます。動画はこちらから他にも、バスク人はヨーロッパで一番初めに捕鯨を行った人々であり、漁業が栄えた地域であることから、捕鯨と漁業を環境史の視点から考える共同研究も行っています。我々がグローバル化した現代世界を知り、生き抜くためには、「世界」を構成している諸地域の歴史や経済システムの成立過程を学ぶ必要があります。そのような、諸地域の連関を考える研究潮流を「グローバルヒストリー」と呼びます。無論、世界を見ているだけではなく、地に足をつける必要があり、グローバルヒストリー研究では、何よりもローカルの存在が必要です。地道な地域研究や経済分析を行いつつも、大きな世界を見通す研究が必要なのです。■いろんな視点から「日本」について、理解を深めたい人■自分の常識を壊してくれる国に行ってみたい人■国際的な視野を身につけたい人■なにかをやってみたいけれど、まだそれが決まっていない人■外国語を使って文化実践をおこなってみたい人プログラムの概要世界を知り、グローバル化した社会を生き抜くための経済史研究学び方の特徴こんな人にオススメINTERDISCIPLINARY JAPANESE STUDIESTOPICS学際日本学プログラム

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