帯広畜産大学 CAMPUS GUIDE 2018
43/66

42 北海道で目覚めた食への興味 他部署と連携しながら「味づくり」に取り組む 動物に関わる仕事に憧れ畜大に入学しました。でも北海道でしか味わえない太くみずみずしいアスパラなど豊かな食材に触れ、食にがぜん興味が。ユニットで経験したソーセージ作りなどにも触発され、食品開発を志すようになりました。「こだわりの素材や製法で、こだわりの食品を作りたい」というのが、自分の夢。それを実現しているのが久原本家グループだと知り、入社に至りました。 所属する(株)久原本家食品 研究開発部の業務は「味づくり」。取組む基本は和食ベースの調味料です。今は『茅乃舎』ブランドのレシピ開発に携わっています。商品開発にあたり、まずマーケティング部門と協力しテーマを決定。素材は購買部門と連携し選定します。同じ食に携わる仕事でも調理人は今おいしいものを、今提供するのが仕事。でも調味料の開発者はおいしく、かつ保存性のあるものを作ることが使命です。すぐに腐ったり、風味が飛んでは商品として成り立ちません。ここが調理と違う、調味料づくりの難しいところです。また原料から工場の製造工程までをカバーできる知識は業務上必須なので、多岐にわたる情報収集と勉強を心がけています。 近い将来の商品化に向けて奮戦中 めざすのは自社らしいロングセラー商品 1日の大半は試作品を作ることに費やします。納得いく味に達したら、プレゼンを兼ねた試食会を実施。ここで社内外の舌の肥えた方達に「おいしい!」と言ってもらうことが、何よりの喜びです。プレゼンもそうですが、在学中に所属していたカーリング部で学んだチームワークの大切さなど、卒業後改めて大学で得たものの大きさを感じています。仕事で心がけているのは、なるべく多くの人の意見を聞き独りよがりにならないこと。色々な食材を食べて多くの味を知ること。一歩引いた目線で味を評価するようにしています。 まだ自分の開発した商品はありませんが、近々の発売をめざし頑張っています。目標は一過性のヒット商品よりもロングセラー。「やっぱり茅乃舎は違うね」と言われるような商品を、一つでも多く世に出したいと思います。 北海道で目覚めた食への興味 他部署と連携しながら「味づくり」に取り組む 近い将来の商品化に向けて奮戦中 めざすのは自社らしいロングセラー商品こだわり抜いた素材や製法で、企業理念を体現するような商品を世に出したい福岡県糟屋郡久山町大字猪野1442http://www.kubarahonke.comMATSUMOTO SHINPEI松本 慎平さん2013年3月 畜産科学課程[食品科学ユニット]卒業2015年3月 畜産衛生学専攻 食品安全学コース修了[逗子開成高等学校(神奈川県)出身]株式会社 久原本家食品 研究開発部 勤務 卒業生紹介Interview with Graduate卒業生紹介|畜産科学課程学生時代に培ったものに、何ひとつ無駄なものはありません。専門知識をはじめ科学的な視点、理論的な思考法、カーリング部で学んだチームプレイの大切さなど。皆さんも畜大で人生の基盤を育んでください。後輩になるあなたへMessage1893年創業の醤油蔵を原点とする久原本家グループ。以来120余年、地域に根ざし「本物」を追求し続ける総合食品メーカーとして、化学調味料・保存料無添加の調味料ブランド「茅乃舎(かやのや)」、明太子の「椒房庵(しょぼうあん)」、量販店向けのたれや鍋スープの「くばら」等のブランドを展開。「モノ言わぬモノにモノ言わす モノづくり」を信念に、永きにわたり感動を生み続ける会社をめざして挑戦し続けている。(株)久原本家食品はグループ内の食品製造と開発を担う中核企業。

元のページ  ../index.html#43

このブックを見る