帯広畜産大学 CAMPUS GUIDE 2018
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46濱中 珠華大学院畜産学研究科 畜産衛生学専攻1年HAMANAKA JUKA2017年3月 畜産科学課程[家畜生産科学ユニット]卒業北海道札幌国際情報高等学校出身橋本 亜見大学院畜産学研究科 資源環境農学専攻1年HASHIMOTO AMI2011年3月 畜産科学課程[畜産国際協力ユニット]卒業2014年4月 よつ葉乳業株式会社入社鹿児島第一高等学校(鹿児島県)出身櫻井 梨帆大学院畜産学研究科 食品科学専攻2年SAKURAI RIHO2016年3月 畜産科学課程[食品科学ユニット]卒業苫小牧工業高等専門学校(北海道)出身高校2年生のとき「肉は貴重な命なのに廃棄される部分も多い」と気づき、肉の有効活用をめざし畜大に入学しました。学部時代は肉の味わいに脂肪酸の一種、オレイン酸が関わっているのかを研究。対象は清水町で限定生産されているホルスタイン種『十勝若牛®』で、通常より若い月齢で出荷するためジューシーでやわらかい赤身肉が特徴です。企業で毎日行われる肉の食味試験と画像解析結果、生産履歴情報に脂肪酸組成のデータを加えて調査。結果、十勝若牛は赤身肉のため、オレイン酸は食味に関連がないと結論づけました。大学院でも研究対象は十勝若牛です。従来の画像解析結果と食味試験結果、生産履歴情報に投薬履歴を新たに加え、味わいの客観的評価を調査。現在、肥育農家さんから借りた千頭以上のカルテを整理中です。研究では固定観念にとらわれず、色々な視点からデータを分析するよう心がけています。また大学院は留学生が多く、バイリンガルになれる環境。ここで畜産業に貢献できる知識を深め、英語も修得しようと思います。高専卒業後、食品関係の仕事を志し3年次に編入学しました。食品科学ユニットでは、機能性脂質であるグルコシルセラミドの投与による大腸腺腫抑制効果について研究。マウスを使い実験したところ、この脂質を投与した方がポリープの発生が少ないという結果を得られました。大学院でも引き続き、食事と健康に関する研究に取り組んでいます。対象はリン脂質のなかのプラズマローゲンという脂質。この脂質はアルツハイマー型認知症患者の脳において、約30%減少していることが確認されています。また、プラズマローゲンはin vitroで神経保護作用を示すことから摂取による認知症予防効果が期待されていますが、その吸収代謝などはまだ明らかになっていません。そこでマウスにプラズマローゲンを与え、吸収量のタイムコースを取るとともに、この脂質を酵素処理したものの吸収と比較。各群の血液と肝臓を機器分析にかけている最中ですが、リゾ体で与えた方が吸収は速いのではと予測しています。将来は食品メーカーや製薬会社を視野に、人の健康に役立つ製品を開発することが願いです。畜大卒業後、南米パラグアイの「帯広ーJICA協力隊連携事業」の立ち上げに参加し、現地調査や人的管理を担当しました。帰国後、持続可能な酪農の発展に貢献したいと、よつ葉株式会社に入社。十勝主管工場で主に生乳生産基盤強化に携わっていますが、より知識を深めたく社会人入学しました。研究テーマは「酪農経営における経営分析指標の作成とその利用法」。70世帯を対象に経営状態を分析し、グラフなどで分かりやすく“視える化”することが狙いです。これにより経営の強みや課題が明らかに。現役の方はもちろん、後継者のための具体的な指針になればと考えています。着地点は説明会を開き、一人でも多くの方に経営指標の読み方と活用法を伝えることです。学業と仕事の両立は大変ですが、会社を通して研究成果を直接現場に還元できることにやりがいを感じています。食に関わる分野で国際社会に貢献したいという子どもの頃の夢は、より具体的になりました。現在は「安心・安全で世界から求められる乳を創る人」になることを目標としています。大学院資源環境農学専    攻畜産衛生学専   攻食品科学専   攻Master's Program in Agro-environmental Science040203Master's Program in Animal and Food HygieneMaster's Program in Food ScienceVOICEVOICEVOICE

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