帯広畜産大学 CAMPUS GUIDE 2019
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38卒業生紹介Interview with Graduate  小学生のとき飼っていた犬が腎不全になり、治療を受けたものの死亡。それが小動物の獣医師をめざすきっかけになりました。就活では道内外3カ所、色々な動物を幅広く診たいとエキゾチックアニマルの診療をやっている病院で実習。当院に決めた理由はスタッフの数の多さで、人の数だけ教わる機会が多いと考えたからです。 朝は入院患者の処置から始まります。ミーティングを経て、午前中の診察。昼は主に手術を行い、午後の診療へ臨みます。一日の診療が終わると獣医師ミーティングを開き、その日の症例について情報交換。自身の診察の反省点が見つかったり新しい知識を得たりできる、貴重な時間です。当番の日は看護士とペアを組み、時間外診療に臨みます。当院のスタンスは「町のお医者さん」。イヌ・ネコが7割、後の3割はウサギやデグー、時にはブタやイグアナなどのエキゾチックアニマルです。血液検査機をはじめレントゲン・超音波・内視鏡検査などの基本機器を揃え、幅広い診療にあたっています。  この仕事では治療はもちろんですが、オーナーへの説明が大切。時には治療方針を30分かけて話すことも。例えば、高齢のペットに対して体調を整えることを優先するのか、積極的な検査を選ぶのかなど、オーナーの納得を得たうえで信頼関係を築くことが大事です。治療中はスタッフがどこで何をしているかに目を配ります。スムーズな診察のためにも、密な意思疎通は欠かせません。 当院に勤めて3年目。当初は右往左往して何もできなかったのですが、周りが見えるようになりできることが増えてきている実感があります。病態の変化など、以前気づけなかったことが分かるようになったことも嬉しいですね。そして何より喜ばしいのが重症だった患者が元気になったり、退院できたとき。命を救えない場合もありますが、オーナーから「また別の子を飼ったときは先生、お願いします」と言われると、新たなヤル気が湧いてきます。 日々の診療の中で先輩から貴重なアドバイスを受けることも多いですが、分からないことや覚えることは尽きません。それでも毎日しっかり仕事と向き合い、知識や技術を増やしていきたいです。自分一人でも新しい症例に対応できるよう、一歩一歩前へ進んでいきたいと思います。元気になってゆく動物たちを励みに、一人でも新しい症例に立ち向かえる獣医師をめざす畜大では軽音楽サークルでメタルやロックのボーカルを担当。人前に出ることで積極性が身に付きました。大学時代は、学びにも遊びにも全力で臨むことが大切。殻に閉じこもらず、自分の可能性に挑戦してください。後輩になるあなたへMessage 診察中、増えてきた 気づきに手応え 飼っていたペットの死で 獣医師を志すKAMIOKA Minao上岡 実直さん2016年3月 獣医学課程(現 共同獣医学課程)卒業獣医学ユニット所属[栃木県立栃木高等学校出身]石山通り動物病院 勤務イヌ・ネコを中心に、ウサギやモルモットなどの診療全般を行っている。エキゾチックアニマルの診療にも定評があり、さまざまな分野の高度専門医療を提供。地域のホームドクターとして、飼主と二人三脚で動物たちを支えている。現在5名の獣医師が在籍し、動物看護士やトリマーなどのスタッフも充実。休診日なしの通常診療に加え午後9時までの時間外診療も行い、日夜地域の動物医療に貢献している。石山通り動物病院北海道札幌市中央区南17条西10丁目ishiyamaah.world.coocan.jp

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