大阪市立大学 工学部 2018
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数理工学研究室パワーエレクトロニクス研究室ナノマテリアル工学研究室研究テーマは、3DIMSP(3次元集積化マイクロソリューションプラズマ)を用いた汚染水のプラズマ処理について。薬剤よりも環境に優しいプラズマによる汚水処理の実用化をめざし、その効率を高めるための研究に取り組んでいます。研究を通じて水処理に関する仕事にも興味を持ち、専門の機器を製作するメーカーへの就職を考えるようになりました。将来的に海外でも仕事ができればという思いもあり、研究活動と並行してTOEIC®を中心に英語も勉強中です。また、京都の寺社が好きで「古都散策有史会」というサークルに入り、会長も担当。メンバー間の折衝をはじめ、人の上に立つことの難しさを学ぶとともに、サークルのOBの方々との交流など、自身の成長につながるさまざまな良い経験ができました。数理工学研究室は将棋ソフト「Apery」の開発に関わっています。2014年の世界コンピュータ将棋選手権で優勝、また、プロ棋士との対抗戦である「電王戦」にも出場しました。企業との共同研究により、InGaP(インジウム・ガリウム・リン)、GaAs(ガリウム・ヒ素)という化合物半導体から作られる太陽電池とシリコンの太陽電池を積み重ねた多接合太陽電池(InGaP/GaAs/Si 3接合太陽電池)を作製し、シリコン太陽電池を凌ぐ特性を実証しました。この結果を太陽電池に関する国際会議や学術論文誌等で報告・公表しました。ナノマテリアル工学研究室のグループ(金大貴教授)が、半導体ナノ粒子(人工原子)が規則的に配列した超格子構造(人工結晶)を作製するだけでなく、隣接したナノ粒子間で生じる共鳴相互作用の観測とその制御に成功しました。これは半導体ナノ粒子を利用した新しい機能性材料を創製するための大きな一歩になります。その成果は、2015年6月に米国ナノレターズ誌に掲載されました。作製した3接合太陽電池の断面図と写真半導体ナノ粒子が規則的に配列した超格子構造のイメージ図(上段)と共鳴相互作用エネルギーのナノ粒子サイズ依存性(下段)。ナノ粒子のサイズによって、共鳴相互作用の強さを制御できることを示しています写真は『週刊アスキー』より転載STUDENTS' VOICE 在学生の声TOPICS010203汚水処理に関する研究活動を通じて、水処理に関連した仕事に就きたいという卒業後の目標も見えました。鬼頭 昇平さん 大学院前期博士課程 電子情報系専攻 大阪府立春日丘高等学校出身10

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