小樽商科大学大学院 ビジネススクール案内 2020
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 90分の授業では、グループワークやディスカッション、プレゼンテーションが中途半端になったり、1つのテーマが数週にわたって議論されることもあるため、それまでの講義内容の記憶が薄れ、学生がテーマに集中することが難しくなります。 モジュール型(集中連続)授業では、1回の授業を2時限連続(90分×2=180分)あるいは4時限連続(90分×4=360分)で行い、集中的に学習します。平日夜間の授業では2時限連続、土曜日は2時限連続もしくは4時限連続の授業を基本としています。 開講間隔は、2時限連続の場合は隔週開講、4時限連続授業の場合は4週に1度の開講となります。OBSでは、次の授業までの間隔を有効に使えるように、その間の予習・復習は教育支援・学修管理システム等を活用し、学習効果を高める工夫をしています。モジュール型授業白方 通隆さんLLP ファシリテーションアイズ 理事/OBS14期生 2019年3月修了 仕事は組織開発のコンサルティング、人財育成、企業の階層別研修を行っています。現場対応力においては強みを発揮できていましたが、アカデミックなエビデンスが加わることでより一層組織としての価値を出すことができると感じていました。大学では「創造的開発技法」という講義の非常勤講師を務めていましたが、学問として経営を学び直したいと思い、新たなチャレンジとしてOBS受験を決意しました。同僚9期修了生からの強い後押しもありました。 最年長だと思ったのですが、同い年が二人おられました。授業はケースからイシューを読み込み、事前課題に取り組み当日に臨みます。講義、グループディスカッション・発表、事後課題の提出を繰り返すという課題提出に追われる日々でした。理解が遅い、覚えたと思ったことはすぐに忘れる等の苦労三昧でしたが、多様な業種の同期のメンバーに刺激と励ましを受け充実した2年間を過ごすことができました。志の高い同期のメンバーは人生の宝となり、常に学ぶことが大切だとあらためて実感しました。 組織開発の現場ではOBSで学んだことを実践する機会が多くあります。財務、経営組織、経営戦略、ファイナンス、マーケティング、イノベーション等、以前より深い視点で考察することができています。それらの考察を踏まえクライアント企業との対話を深めることで解決すべき課題の本質を見極め、立案、実行、運用までのスピードが上がり、結果を出すことができております。解決すべき課題の本質を見極め、結果に繋げる力OB/OG MESSAGE(注)上の図はサンプルであり参考として示したものです。モジュール型(集中連続)授業の例(4時限連続の場合)○教育支援・学修管理システム上の掲示板および共有フォルダを活用し、各授業の準備・予習となる課題(事前課題)をアップロードする。○学生は、次の授業までに課題に取り組み、その結果をレポートにまとめる。○レポートは、教育支援・学修管理システム上のレポートフォルダにアップロードする。1時限目○事前課題の発表。学生は事前の考察をし教員  はそれに対してコメントする。○事前課題をベースとしたケース教材を配布し 解説を加える。2時限目○学生によるグループ・ディスカッション、プレゼ ンテーションを行う。3時限目○教員のリードによる全体討議を行う。4時限目○教員は、授業のまとめのレクチャーを行う。○教員は教育支援・学修管理システム上の掲示板を活用し、集中授業に関わる質問を受けるとともに、回答をアップロードする。○集中授業の後、教員は復習のための課題(事後課題)を掲示板や共有フォルダにアップロードする。○学生は、事後課題を教育支援・学修管理システム上のレポートフォルダにアップロードする。教員は、提出期限後に講評をフィードバックする。準備・予習期間集中授業復習期間8時間程度4時限(90分×4)8時間程度10

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