小樽商科大学大学院 ビジネススクール案内 2020
12/28

大石 奈生さん問題発見能力と問題解決能力の習得 1年後期から始まるケーススタディは、企業のケース(事例)を多角的・総合的に検討する科目です。ケースの現状を正確に分析し、問題の所在を明らかにする問題発見能力と最適な推奨案を選択する問題解決能力を習得するのが目標です。 事前・事後課題を通じて、論理的に考え文章作成する力を身につけることが出来ます。授業ではディスカッションパートがあり、事前課題では自分が見落としていた問題点や思いつかない戦略案に触れることが出来るため非常に有意義な時間となります。また、決められた時間内でのディスカッションであるため、コミュニケーション能力だけでなくタイムマネジメント力も磨くことが出来る科目でもあります。サノフィ株式会社 医薬情報担当者(15期生)現役学生の声特定企業の抱える本質的な課題を発見し、課題解決のための戦略を構築する 『ケーススタディ』の授業では、製造業、サービス業、小売業といった様々な業種に属している特定企業のケース(事例)を多様な視点から分析します。そして、企業が直面している本質的な課題を発見し、課題を解決するための戦略案を考えていきます。授業の狙いは、不確実な事業環境をしっかり理解する能力に加え、問題解決能力、意思決定能力を養っていくことにあります。 本授業では、1年次に開講される基本科目で学んだ戦略、マーケティング、組織、会計・財務に関する専門的な基礎知識を使ってケースの分析を行っていきます。最終的には、適切な分析フレームワークの選択と利用だけではなく独自のフレームワークをつくりだすことも要請されるため、創造的な問題解決の学習が可能となり、複雑な経営課題に対応できる能力を身につけることができます。戦略的課題の発見戦略案の評価(効果、リスク、課題解決可能性)最良の戦略案の選択および実行プランの作成戦略案 A戦略案 B戦略案 C会計・財務分析成長性、収益性、安全性に関わる問題マーケティング分析顧客、競争相手、市場に関わる問題組織分析経営資源、組織体制、人材に関わる問題特定の企業の現行戦略ケーススタディCase study12

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る