小樽商科大学 大学案内2020
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商学科の魅力具体的な授業内容流通システム論鈴木 和宏 准教授 流通とは、商品を消費者に届ける活動であり、皆さんが商品を得る段階では、企業による消費者への働きかけ、すなわちマーケティング活動が影響します。 この授業ではマーケティング論を初めて学ぶ人を想定し、基礎理論の習得を目指します。基礎理論を習得することで、身の回りにある企業のマーケティング活動を理解・分析でき、さらにはマーケティング戦略の立案ができるようになることを最終的な目標としています。学科科目(例)寄附講座EXAMPLE■流通システム論 ■マーケティング ■貿易論 ■金融市場論■保険論 ■経営学原理 ■経営管理論 ■労務管理論 ■簿記原理 ■応用簿記 ■財務会計論 ■管理会計論■商学特講(証券投資と金融リテラシー) 日本証券業界提供■商学特講(地域金融と信用金庫)   北海道信用金庫提供■会計学特講           日本税理士会連合会提供35商学科/4年北海道室蘭栄高等学校出身國分 沙葵「経営に必要な事柄を様々な角度から分析」Q.この学科を選んだ理由は何ですか?A.企業はどのような考え方を持ち、どのような行動を取っているのかを知りたいと思い、企業の経営戦略や企業が目指すべき姿について学ぶことができる商学科を選びました。Q.どんなことを勉強していますか?A.商学科には、商学、経営学、会計学の3つの分野があり、どの分野においても企業の経営者の立場になって考えることが多く、企業を取り巻く事柄を幅広く学べる点が魅力です。「経営管理論」という科目が印象に残っていて、企業戦略や組織設計など、企業を経営していく上で必要な考え方を学べます。Q.後輩へのメッセージをお願いしますA.高校の時と比べて学びの範囲が広くなり、もっと社会全体 に目を向けたいと感じるようになりました。学問に対して 「知りたい」という気持ちを持つことが大切。所属学科が 決まるのは2年次なので、ぜひ1年次のうちから自分の興味や関心が向くものを探しながら、意欲的に勉強してほしいと思います。簿記原理市原 啓善 准教授 企業において、企業間で日々行われる経済取引を記録に残すことは、非常に重要な業務の1つです。企業活動を帳簿に記録し、利害関係者に報告する一連の手続きを「簿記」と言います。簿記は、全ての企業において行われている業務であり、その情報は、財務諸表の作成、経営戦略の策定、経営意思決定、企業分析(企業価値評価)を行うのに活かされています。 本科目では会計学を学習するための基礎知識の1つとなる簿記の考え方や仕組みを理解することを目指します。

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