39社会情報学科の魅力具体的な授業内容認知科学知識科学基礎佐山 公一 教授木村 泰知 教授 人がどのような知識をもち、その知識を使って心の中でどんなことを行なっているのかを説明する科目です。実験を行って心のしくみを直接調べる認知心理学、人の知識をコンピュータに記録して心と似た動きをプログラムにする人工知能、それに、脳というハードウェアが心のどのような働きと関係しているかを調べる脳科学、などの集まりが認知科学です。本講義のテーマは「コミュニケーション」です。授業を受けると自分のコミュニケーションスキルが高まります。 これまで人間と同等の処理能力を有するコンピュータの構築を目標として、数多くの研究が行われてきました。例えば、日本語から英語へ翻訳する機械翻訳、人間の発言を理解して応答する対話処理などがあげられます。講義では、人工知能の歴史からはじまり、形態素解析、音声認識、そして機械翻訳のような応用例を紹介しながら、コンピュータの内部で行われている処理(アルゴリズム)や知識の表現方法について説明します。学科科目(例)EXAMPLE■統計科学 ■オペレーションズ・リサーチ ■意思決定論■組織コミュニケーション論 ■デジタルデザイン論■システム戦略論 ■情報システム管理論 ■情報処理■認知科学 ■ソフトウェア科学 ■コンピュータネットワーク論社会情報学科/4年北海道釧路湖陵高等学校出身田森 ひなの「多彩なテーマを多角的かつ実践的に考える」Q.この学科を選んだ理由は何ですか?A.きっかけはプログラミングを学んでみたいと思ったことです。近年は情報技術が急速に発展しているため、それらを深く学び、どのように用いることができるのかを実践的に学ぶことができる点にも魅力を感じました。Q.どんなことを勉強していますか?A.「情報処理」という科目では、調査で得られたデータを処理・分析したり、実験データを得るためのプログラミングを実際に作成します。この他にも人間が持つ知識の心的処理についてや、都市計画の分析など、多彩なテーマを用いて 多角的に学んでいます。商大では能動的に学ぶ姿勢が身につき、以前よりも学ぶことに対して積極的になりました。Q.後輩へのメッセージをお願いしますA.商大では、自分の興味がある分野を探しながら、広く学ぶことができます。また、部やサークルだけでなく、留学の環境も充実しています。何か自分が打ち込めることを見つけ、楽しい大学生活を送って欲しいと思います。
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