41菅村 朋美澤田 大輝 小樽商科大学では、中学、高校の教員になる道もあります。小樽商科大学では右記のような教科の教員免許状を取得することが可能です。 実は、本学ではこれまで10年間で延べ175人が教員免許を 取得しました。(2019年3月時点) 教員免許状を取得するには、専門の勉強はもちろんのこと、 心理学などの知識も身につけなければなりません。一般学生 よりも少しだけ多くの授業を受ける必要がありますが、それだけ熱心な学生が集まっています。また、授業は少人数でアットホームな 雰囲気のなかでおこなわれています。 小樽商科大学はできる限り幅広い教養を身につけた「一人前の社会人」が教師になるのが健全であり、そのような教師がこれからの学校を支えていくべきであると考えています。 私が小樽商大を選んだのは、教員以外の職に就く人が多い環境で社会について幅広く学ぶことで、自分の幅を広げることができ、生徒に様々な視点から関わることができるのではないかと考えたためです。2年次からは商学科に進み、経営学やマーケティングを学びました。商学科の授業で得た「現状を分析し、よりよくするための解決策を考える」という視点は、私が働く上で大切にしていることです。 現在、英語を教えていますが、高校時代から英語には苦手意識があり、教員を目指す上で不安に思っていました。小樽商大では、英語を使ってのグループワークや発表をたくさん経験しました。また、英語を公用語として留学生と同じ授業で学ぶ機会もありました。苦手な分、苦労もしましたが、先生方や友人の助けを借りながら、「英語を使って表現する楽しさ」や 「英語でできることが増える喜び」を感じ、自分の英語に自信を深めることができました。私自身の経験から、生徒には英語を使うことの楽しさや喜びを知り、英語を使う土台となる力や前向きな姿勢を身につけてほしいという気持ちで授業に臨んでいます。「英語で○○ができるようになって、英語が好きになった」という生徒の笑顔が何より嬉しいです。 商学科の科目と教職課程の科目を同時に学ぶことは時に大変でしたが、そのおかげで商学と英語の両方を専門的に学ぶことができました。様々な業種で活躍している小樽商大での友人たちは、今も私に力を与えてくれる存在です。どのような道に進んでも、小樽商大での学びや出会いは必ずあなたの力になってくれるでしょう。 私が教員を目指し始めたのは、中学生から高校生にかけての頃でした。素晴らしい先生方や友人に恵まれ、学校という場所がとても楽しく、大人になっても学校教育の場に関わっていきたいと感じたことがきっかけです。そこで私は、所属する社会情報学科の単位に加え、教職・教科に関する科目を履修することを決めました。 教員免許を取得するためには、卒業所要単位を大幅に超えた単位数を修得しなければいけません。履修科目が増えることは非常に苦しくもありましたが、その分私は、非常に幅広く様々な分野について学ぶことができました。また、共に教職を志す仲間との間に強い絆が生まれ、一生の仲間ができたことも大きな財産の一つです。 小樽商大で教職を目指すメリットの一つは、「商学」に軸足を置きながら 「教育」について学ぶことができることです。一見性格の違うように見えるこれらの分野ですが、教員の仕事の上でも商学の知識が思わぬ形で役立つことがたくさんあります。商学という観点から社会全体、さらに教育分野を見つめる目を養うことができるという点は、小樽商大の教職課程ならではの魅力と言えるでしょう。 このように、教職課程での学びは皆さんにたくさんの宝物をもたらしてくれます。教職を志す方はもちろんのこと、教育に少しでも興味があるという方もぜひ、教職・教科に関する科目に挑戦し、幅広い分野の学びを楽しんで欲しいと思います。中学校高等学校教 科社会 英語公民 英語 情報 商業2008年 社会情報学科卒業/北海道旭川東高等学校 勤務/担当科目:英語※ 教員免許の取得者が必ずしも教員になっているわけではありません。小樽商大での学びは私の財産「教える」ための学びは必ず力になる取得可能な教員免許状教師になるという道2010年 商学科卒業/北海道北見柏陽高等学校 勤務/担当科目:英語
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