富山県立大学 大学案内 2026
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Graduate school 環境に配慮した安全で安心な社会の構築を目指した、先端的で高度な機械工学とその周辺分野の専門知識を身につけ、創造力を発揮できる人材の養成を目的とし、次の3部門で教育・研究を行っています。 環境調和に配慮した新材料や新加工プロセスの開発、研究を行います。工業材料(金属、高分子材料、セラミックス、複合材料、金属間化合物など)の生産、加工、性能評価などの基礎と応用の研究を行っています。生産技術、加工法の開発をはじめ材料物性、材質改善及び用途開発なども重要な課題です。■熱流体工学部門 「環境調和型ものづくり」を支えるエネルギー変換・利用技術の高効率化・高度化と深くかかわる伝熱現象や流動現象、熱物性について研究を行います。水車内部の気液流れ・高温金属融体・衝撃波を伴う高速気流などの熱流動現象、電子機器の冷却と熱設計に関わる伝熱現象、次世代冷媒や水素などのエネルギー変換プロセス等を対象とし、精密測定・可視化・数値シミュレーションを組み合わせて問題を解決します。 環境に調和する機械づくり・ものづくりに必要となる機械設計技術に関する研究を行います。金属・非金属・複合材料・生体等を対象とした強度特性、強度設計、応力シミュレーション、摩擦摩耗(トライボロジー)に関する研究や、設計支援システム(CAD/CAM)、免震・耐震システム等の研究を行っています。■固体力学・設計生産工学部門■材料設計加工学部門高度実践英語、科学技術論、技術経営概論、数理科学、エネルギー移動・変換工学特論、熱流体力学特論、熱工学特論、CAD/CAM特論、固体力学特論、設計生産工学特論、高分子・複合材料学、金属構造材料学、熱流体工学基礎、固体力学・設計生産工学基礎、材料設計加工学基礎、機械システム工学特別演習Ⅰ、機械システム工学特別演習Ⅱ、機械システム工学特別研究専門教育科目ノートパソコン内部空気流れのシミュレーション結果機械システム工学専攻電気電子工学専攻 電気電子工学専攻は、電子デバイス工学部門と電子通信システム工学部門の2部門からなり、パワーエレクトロニクス、集積回路や電子材料などの電子デバイス技術と、光計測技術、電磁波工学やシステム制御などの電子通信システム技術について、教育と研究を行っています。 実際に半導体デバイスを設計試作して測定器で測定したり、山岳地でアンテナを立てて電波強度の計測などもしています。 これらの実践的な教育と研究を通して、電気電子工学の体系的な知識を獲得し未知の課題を積極的に解決できる専門能力を身につけることによって、技術イノベーションにも柔軟に対応できる専門技術者または研究者を養成します。 持続可能で豊かな社会のための今日的課題に立ち向かう意欲のある学生を募集します。■電子デバイス工学部門 電力の変換・制御を行うパワーデバイス、半導体デバイスと集積回路システム、強誘電体材料、磁性体や超伝導体などの機能性材料、創発現象による革新的電子デバイスを対象に原理探求や技術開発について研究しています。さらに、これらデバイスによって構成された電子回路やシステム等の研究開発も行っています。 宇宙から地上までの領域における高機能な無線通信システムを実現する技術、光波を利用してモノの内部を高精度に可視化するためのデバイス・計測技術、超スマート社会を実現するための高度なシステム制御の理論と応用を研究しています。■電子通信システム工学部門高度実践英語、科学技術論、技術経営概論、電子デバイス工学基礎、光・電波・システム工学基礎、電子工学データ処理・解析基礎、集積回路特論、パワーデバイス工学、ナノマテリアルデバイス特論、機能材料物性特論、量子マテリアル工学、電波工学特論、システム制御論、光計測工学、通信工学特論、電気電子工学特別演習Ⅰ、電気電子工学特別演習Ⅱ、電気電子工学特別研究専門教育科目60

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