SU NewsLetter vol.8
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6月20日、本学社会調査研究センターは大学生による「参院選立候補者公開討論会」を開催しました。参院選で18歳選挙権が初導入されることから、若者の関心を高めようと同センター長松本正生教授のゼミ生が企画しました。当日は高校生、本学学生ら約200人が参院選立候補予定者の主張に耳を傾けました。各予定者による自己紹介の後、主催学生が投げかけた「若者向け政策」「安全保障政策」について意見を交わし、後半には、会場からも質問が集められ、「若者の政治的な無関心は何が原因か」等の質問について、各予定者が意見を交わしました。最後に、主催学生から期日前投票・不在者投票について説明し、過去の統計から「若者の投票者数が3倍になれば60歳代の投票者数を超えるので、3人に声かけをして投票に行きましょう」と会場に呼びかけました。埼大生が「参院選立候補者公開討論会」を主催4Focus5月8日、梶田隆章先生(‘81年理学部物理学科卒業)の特別講演会を、市民会館おおみやにて開催。講演会は埼玉県、彩の国さいたま魅力づくり推進協議会、埼玉大学が主催し、1,000人を超える県民の方々が会場を訪れました。「ニュートリノの質量の発見」と題した講演では、「これまでの経験を通して、科学研究の面白さを伝えていきたい。そして科学研究を目指す人が増えると嬉しい」とメッセージが送られ、続いて行われた梶田先生と本学大学院理工学研究科佐藤丈准教授とのトークセッションでは、人類が知らなかったことを知ることができるといった科学の醍醐味など、経験を交えた先生方のトークが繰り広げられました。梶田隆章先生による埼玉県民に向けた講演会開催7Focus平成28年4月より大学院教育学研究科に専門職学位課程(教職大学院)を開設しました。教職大学院は、「教育実践力高度化コース」と「発達臨床支援高度化コース」の2コースからなる「教職実践専攻」とし、研究者教員と実務家教員(学校現場の経験が豊富な教員)の共同による、理論と実践の融合型カリキュラムを特徴としています。新しい学校づくりを担う新人教員とその中核となる現職教員の養成を基本とし、社会の変化とともに学び続け、学校が直面する諸課題の構造的・総合的な理解に立って幅広く指導性を発揮し、教員集団の中核として活躍する実践的探求力と課題解決力をもった教員を養成することを目指しています。大学院教育学研究科教職大学院を開設8Focus6月8日、埼玉大学教育学部は、教育学部附属特別支援教育臨床研究センター開設記念式典を同センター(教育学部附属特別支援学校敷地内に併設)で開催しました。同センターは、平成16年に附属特別支援学校(当時、養護学校)内に設置された発達支援相談室「しいのみ」の発展、充実、そして更なる地域への貢献を目指して、教育学部附属の特別支援教育臨床研究センターとして新築された建物へ移転し、新たにスタートしました。また、同センターは、本年度開設された教職大学院における院生の教育・研究の場としても活用されます。教育学部附属特別支援教育臨床研究センターを開設9Focusこの秋、さいたま市で開催される国際芸術祭「さいたまトリエンナーレ2016」との連携授業「造形芸術学特論」(教育学部石上城行准教授)に、芸術祭参加アーティストの長島確氏をお招きし、5月26日と6月2日の2日間にわたりワークショップを行いました。この芸術祭では、市民の方々に自由な素材を使って自宅や店舗の敷地内に芸術祭の会場を指すような「ヤジルシ」を作成・設置してもらうことで、市民が芸術祭に参加する場を作り出すプロジェクトを計画しており、この創作実験を授業で行いました。授業では、学生が創作したヤジルシを回り、よく目を凝らさなければ見つけられない工夫に満ちていて、作者の話を聞きながら探していくプロセスは学生にとって刺激的なものになりました。「さいたまトリエンナーレ2016」アーティストによるワークショップを開催5Focus大学院理工学研究科は、独立行政法人水資源機構総合技術センターとの間で包括的な連携推進に関する協定を6月14日に締結しました。同協定は、双方の資源を有効に活用し、研究・教育等、相互協力が可能な分野における連携を推進する事により、研究成果の普及・社会活用を促進するとともに、先端的な技術力かつ広い視野を有する研究者や高度技術者の育成に資することを目的としています。これまでも双方間において、ダムや貯水池の運用に関する技術協力や共同研究などが行われてきましたが、協定の締結により組織的な協力関係を深め、人材育成を含め幅広く連携を進めていきます。大学院理工学研究科が水資源機構総合技術センターと協定締結6Focus「部屋に学生が描いた絵を飾りたい」山口宏樹学長の想いに本学学生が応え、その力作をお借りして学長執務室と学長応接室に飾っています。今年は、大学院教育学研究科2年の永澤元裕さんと實川夏紀さんが学長の想いに応えてくれ、4月11日に指導教員である吉岡正人教授とともに学長応接室に招き、両学生の厚意に対して学長から感謝状が贈呈されました。その後の歓談では、学長が中・高校時代に美術部に所属していたこともあり、油絵を始めたきっかけや作品のタイトルはどのように付けるのかなど、美術談議に花が咲きました。学長執務室に飾られた永澤さんの作品と、学長応接室に飾られた實川さんの作品は、学長をはじめ、訪れる方々の心を和ませてくれています。「学長室を絵画で和やかに」学生に感謝状の贈呈10Focus日本経済新聞社と日経HRより発表された、上場企業の人事担当者を対象に行った「企業の人事担当者から見た大学のイメージ調査」の総合ランキングにおいて、本学は14位(398校中)にランクインしました。これは全上場企業3,624社を対象に、2014年4月~16年3月にかけて調査され、うち591社から回答を得たものです。企業は新卒正社員として採用実績のある上位10大学を挙げ、「学生のイメージ」と「大学の取り組みのイメージ」について回答。本学は、「対人力」で5位、「知力・学力」で18位、「独創性」で20位と複数項目で上位ランクインし、それら項目の合計値「総合ランキング」において14位と良い評価をいただきました。「企業から見た大学のイメージ調査」総合ランキングで14位に!11Focus6月23日、教養学部開設科目「International Development Policy and Management」(加藤基客員教授)の一環として、学生12名が駐日欧州連合(EU)代表部を訪問しました。この科目は、英語で開講されている授業の1つで、日本と世界との結びつきを担い、第一線で活躍する方を毎回講師に招き、講義や意見交換を通じてグローバルな問題を理解し、視野を拡げ、自分の意見を形成することを目的としています。当日は、広報部学術EU大学教育担当者より、EUの歴史的背景、諸活動、英国のEU離脱問題などの説明がありました。参加した学生からは、「時事問題に関する解説が聞け、ニュースの見方も変わってくる。」などの感想があり、学内だけでは得ることのできない体験をした一日となりました。学生が駐日欧州連合代表部を訪問12Focus實川夏紀さん「あなたがわたしをだめにする」永澤元裕さん「影が鳴く街」▲赤錆タンクのヤジルシSUSAITAMA UNIVERSITY【サイダイコンシェルジュ】NewsLeer02

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