SAIDAI CONCIERGE vol.26
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子供たちに遊ぶことの楽しさを伝えたい 児童文化研究会は、地域の子供たちを中心に様々な遊びの場を提供するサークルで、未就学児から小学生までの子供たちを対象に3つのグループごとに活動を行っています。「文化財グループ」は小学校や団地を回る人形劇の公演が主な活動で、「児童文学グループ」は大学周辺地域の子供たちに自作の大型絵本の読み聞かせなどを実施。そして「地域子供会グループ」は、サークルのメンバーが地域の子供たちと遊ぶ子供会を毎週土曜日に開催。鬼ごっこやドッヂボールなど、主にカラダを使った遊びを楽しんでもらいます。 保護者の方からは「家だとゲームばかりしているので、外で遊ぶ機会を作ってくれてありがたい」という声が聞かれますが、子供たちも普段接点のない大学生と遊ぶことをとても楽しみにしているようで、こちらもやりがいを感じながら活動しています。支援金のおかげで広がる今後の活動範囲 一昨年まで、すべての活動費は子供たちから集める会費だけで賄っていたので、正直予算は限られたものでした。そのため、例えば「地域子供会グループ」の活動で必要な備品や遊び道具などは、古いものをそのまま使ったり、サークルメンバーの私物を持ち寄って何とかやりくりするという状況。しかし、昨年から学生後援会のご支援をいただき、工作の材料や道具などは、十分な数を揃えることができました。 その結果、遊びの種類も増えて子供たちも大喜び。その他にも支援金は「文化財グループ」の人形劇用の人形と舞台の新調や、「児童文学グループ」の新しい絵本の製作などに使わせていただいています。 現在、備品や道具などの新調、買い足しが支援金の主な用途ですが、今後は新たなイベントの企画など、活動の幅を広げることに役立てていきたいですね。このようなことを考えられるようになったのも支援金によって経済的な余裕ができたからこそだと思います。 支援金の申請手続がそれほど難しくなく、審査も書類で完結するのは、手間がかからず、本当にありがたかったです。もし、自主的な活動を行っている学生団体で、この制度を知らずに利用していないのであれば、非常にもったいないと思います。埼玉大学学生後援会では、学生が自主的に企画・運営するプロジェクトを対象に支援金の給付を行っています。今回は、実際に支援金がどのように活用されているのかについて、支援を受けるサークルの代表にお話しを伺いました。児童文化研究会学生の自主的活動プロジェクト教育学部学校教育教員養成課程3年石川県立金沢桜丘高等学校出身児童文化研究会 代表中道はるなさん左から、研究会メンバー集合写真/文化財グループの人形劇の様子/児童文学グループの大型絵本/地域子供会グループの活動の様子/購入した工作材料や文房具 埼玉大学学生後援会は、学生の厚生補導の援助を通して学生生活を豊かにし、将来有能な社会人の養成及び国際社会に貢献する者の養成に寄与するため、趣旨に賛同いただける在学生の保護者及び教職員等を会員として設立された団体です。 学生後援会の運営資金は、保護者等の皆さまからの会費により賄われております。就職活動、国際交流、学生表彰、自主的活動・課外活動の支援など、今後とも各種事業の充実を図るため、会員の皆さまのご協力、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。詳しくは、「埼玉大学学生後援会」のホームページ(http://park.saitama-u.ac.jp/~koenkai/)をご覧ください。埼玉大学学生後援会とは埼玉大学学生後援会がサポート10SAIDAI CONCIERGE

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