SAIDAI CONCIERGE vol.26
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横田友梨香さん(埼玉県立川越女子高等学校出身)土屋夏美さん(栃木県立宇都宮中央女子高等学校出身)教員に必要不可欠な対人スキルが身につきました。先生の指導と仲間のおかげで成長できた自分がいます。教育学部理学部埼玉大学を選んだ理由は? 志望動機は、実家から通える国立大学ということ。それとオープンキャンパスの際に、先輩方の人柄や学校の雰囲気がどことなく素朴で、「校風が自分に合っているな」と感じたことも決め手になりました。埼玉大学で学ぶ魅力は? まず、先生との距離が近く、丁寧な指導が受けられることでしょうか? これは教育学部に限ったことなのかも知れませんが、様々な経歴を持つ先生がいるのも特徴的です。実際に小・中・高校の教師をしていた方もいれば、埼玉大学を選んだ理由は? 予備校の先生に「埼玉大学には勉強を頑張る学生が多い」と聞いて、私もそのような環境に身を置いて勉強を頑張りたいと思ったのがきっかけです。 先生の言葉は事実で、入学後に出会った同級生たちは皆勉強熱心。これまで仲間同士で切磋琢磨しながら、勉強や研究に取り組んできました。 また、中・高校の数学の教師になりたいので、教員養成に定評ある教育学部があることも埼玉大学を選んだ理由の1つです。数学の教師になるには教育学部に進む道もありますが、より専門的に数学を学ぶため、数学科に在籍研究一筋でやってこられた方もいらっしゃいます。そのため、教育現場の経験に基づく実践的な内容はもちろん、専門的なことも学べるのです。 だからこそ、私が在籍している中学校コース生活創造専修家庭科分野にたくさんいるような、教員を目指すのではなく、純粋に家政学を学びたいという学生のニーズも満たせるのだと思います。 また、大学では色々な学生が学んでいます。性格はもちろん、勉強に対する姿勢や育った環境など、皆バラバラです。高校が女子高だったこともあって、それまでは同じような環境の人たしながら教育学部の教職課程を履修することを選びました。埼玉大学で学ぶ魅力は? 数学科に関して言えば、講義の質とレベルが高いことですね。先生方からは「ここで学べば、どこの大学院に行っても通用する」と聞いています。1、2年生の頃は、数学の基礎的な部分を広く学びますが、初めはついていくのが精一杯でした。元々数学が好きだったものの、高校時代は問題を解くのが中心。概念の拡張や証明がメインになる大学の数学はやはり難しかったです。それでも仲間たちと一緒に意見や考えちとしか付き合ってこなかったのですが、大学での様々な人との付き合いから気付かされることは多かったです。 将来、家庭科の教員になりたいと考えていますが、人にはそれぞれ異なった背景や生活環境があると気付けたことは、教室で色々な子供たちと接する上で意義深いことだと考えています。目指す教員像を教えてください。 家庭科は入試に出ないので、どうしても勉強が二の次になりがちです。 しかし、家庭科は「生きるための学問」と言われるように、生活力を高めるためのノウハウやスキルが学べます。まずは私自身が大学で気付かされたように、生徒たちに家庭科の面白さや奥深さを知ってもらいたい。そして、その中で後々の生活に役に立つことを持ち帰ってもらう——そんな指導ができるようになりたいですね。を共有しながら勉強することで、理解が深まり、講義についていけるようになりました。大学生活を経て成長したと思う点について教えてください。 まず言えるのは論理的思考力が身についたことです。また、グループで勉強してきたことで、大勢の前でも自信をもって話せるようになりました。将来、教壇に立つことを目標にしているので、このようなスキルを得ることができて、本当によかったと思います。 数学科出身の教員は、教育学部出身の教員に比べ、指導が分かりにくいといわれますが、数学科で培った専門知識を活かして“分かりやすい”教師になりたいです。数学の楽しさに気付いてもらうためにも授業にグループワークなどを取り入れるなど、色々な工夫をしていきたいですね。中学校コース学校教育教員養成課程3年数学科4年3SAIDAI CONCIERGE

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