SAIDAI CONCIERGE vol.28
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埼玉大学では、首都圏に立地する大学として、リージョナル(地域的)とグローバル(世界的)な視座の両方を持つ学生の育成を目指しています。今回はグローバルな視座を養う留学制度について、国際企画室長を務める井原 基教授にお話を伺いました。——現在、埼玉大学ではグローバルに活躍できる人材を育成するために、留学制度を充実させています。まずは埼玉大学の留学制度について教えていただけますでしょうか?井原国際企画室長(以下、敬称略) 最も一般的な留学制度が、海外の大学との間で締結した交流協定に基づき、留学生を相互に派遣する交換留学制度です。現在、学生交流も含む交流協定を結んでいる協定校は米国をはじめ、欧州、アジア、中南米、オセアニアなど世界各国に129校(部局間交流協定含む)あります。その他、協定校への留学と、発展途上国の開発関係機関におけるインターンシップに参加する「グローバ多様な留学制度で留学生のニーズをフォロール・ユース(GY)」という特別教育プログラムも用意。貧困問題という世界規模の課題に対する見識を深め、その解決に貢献できる人材育成を狙ったものです。——学部独自の留学制度もあるということですが?井原 教養学部と経済学部では「ダブル・ディグリー・プログラム」というプログラムを実施しています。これは埼玉大学で2年間、留学先の大学で2年間学ぶと両方の学位が取得できるもので、経済学部は仏国の「パリ第7大学」、教養学部では米国の「アーカンソー州立大学ジョーンズボロ校」の学位取得が可能です。なお、大学院理工学研究科でも「台湾交通大学理学院」と「アルファラビ カザフ国立大学」の2校とダブル・ディグリー・プログラム協定を締結しています。さらに経済学部には、「グローバル・タレント・プログラム(GTP)」というプログラムがあります。このプログラムはより高度なグローバルスキルを身に付けることを目的にしており、英語で行われる専門分野の講義が必修になっている他、半年または1年間の留学への参加や英語での卒業論文の提出が求められます。なお、このプログラムの選考は一般入試とは別枠で行われます。——ご説明いただいたような留学制度を使って、埼玉大学在学中に留学をするメリットについてお聞かせください。井原 まず言えるのが、留学先の授業巻頭特集世界で学ぶ! 埼玉大学の留学制度安心して留学に臨める万全なサポート体制を構築埼大の留学制度について教えてください。井原 基 国際企画室長にお聞きしました1SAIDAI CONCIERGE

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