SAIDAI CONCIERGE vol.27
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IC&バリアフリー化で快適に   湘南モノレールは、JR大船駅と湘南江の島駅までの6.6kmを結ぶモノレールで、沿線の方や江ノ島・鎌倉に訪れるお客様の移動手段としてご利用いただいています。 私が社長に就任した2015年以来、重点的に取り組んできたのが、認知度と利用者の利便性の向上です。 認知度向上については、地域の人たちと一緒に土地の魅力を発信していく取り組みを行っています。その一環として、映画やTV番組のロケにモノレールや駅を使いたいというお話しは積極的にお請けするように心がけています。 また、今年4月1日から全駅で改札をIC化したことに加え、終着駅である湘南江の島駅にエレベータを整備。今後も順次、駅のバリアフリー化には取り組んでいくつもりですが、こうしてお客様の利便性を向上させていきます。埼大の思い出はラグビーと学寮  この仕事に就くまで、30年以上商社に籍を置き、様々な土地で様々仕事をしてきました。ベトナムでは、日本の自動車メーカーの販売会社の副社長を務めるなどしましたが、そのような経験は今の仕事にも生きていると思います。 大学では経済学部で経営学を学びましたが、それは元々商売人になりたいという思いがあったから。また埼玉大学を選んだのは学費が安価な国立大学ということと、高校を卒業して首都圏に出たかったことが理由でした。 大学時代はラグビー部に所属。三年生時にキャプテンを務めましたが、下級生はもちろん上級生も含めてまとめなければならず、そこで学んだことは、社会に出てからも人間関係を築く上で役に立ったと思います。 入学後、2年間は学寮に入りましたが、寮の仲間達と遊んだりしたのもよい思い出ですね。 大学卒業後に社会に出ることを考えると、大学時代にいかに世の中と関われるかが重要だと思います。企業との共同研究など、今の大学は社会と関わる機会が多いので、学生の方にはぜひそのようなチャンスを積極的に生かして有意義な大学生活を送って欲しいですね。卒業生紹介活躍する卒業生からのメッセージThe Message from a graduate湘南モノレール株式会社代表取締役社長尾渡 英生さんHideo Owatari埼玉大学名誉教授 菅原康剛先生 就職した商社で出会った埼大出身の同僚や先輩後輩は優秀な人が多かったと思います「商社に就職したのは、世界を股にかける商売人になりたかったから」だと語る尾渡社長Profile福岡県北九州市生まれ福岡県立小倉高等学校卒業1983年 埼玉大学経済学部経営学科卒業1983年 日商岩井株式会社(現・双日株式会社)入社2003年 同社自動車第三部副部長2008年 スズキ二輪・四輪車製造販売会社 ベトナムスズキ社取締役副社長2011年 双日ロジスティクス株式会社国際事業本部長2014年 双日株式会社自動車第三部MMPC担当部長2015年より現職「今年5月、ラグビー部の懇親会で久しぶりに大学に行く予定です。大学がどう変わったのか? 楽しみです」とのこと13SAIDAI CONCIERGE

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