埼玉大学 教養学部 2018
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私が教養学部を選んだ理由は、専門分野を高校卒業時までに選択することが出来なかったからです。同学部は第1学年次に様々な学問に触れながら自身の専門分野を選択する時間が準備され、私のような学生には非常に有意義な制度です。また、専門分野を選択した後も副専攻として異なる学問に触れる機会もあり、幅広い分野に関心のあった私は「広い」学識を身に着けながら、専門分野の学問を「深く」学ぶことができました。私は第2学年次より歴史学を専攻し、同分野における史料分析などの基礎的な研究法を学ぶと同時に、様々な地域・時代の史料に触れました。旧ユーゴスラヴィア史を卒業論文テーマに決めた私は、第3学年次に同国の構成諸国であったセルビアのベオグラード大学に約1年間の交換留学をして、セルビア語を学びながら現地の歴史文化に直接触れる機会に恵まれました。また、この留学を契機に日本とセルビアの地方都市間の行政・文化的交流式典に通訳として参加することにも繋がりました。様々な学問分野に触れながら「自由に」学ぶことができた大学時代は、多角的な視点を身に着けると同時に専門知識を養うことに貢献し、将来の可能性を広げてくれています。哲学歴史専修課程、歴史学専攻卒業釜島 光太郎「自分の好きな分野を勉強できる」ことが、教養学部の強みの一つだと思います。しかし、まだ何も決まっていないんだという人もいるでしょう。教養学部は1年生の時に幅広い分野の授業を受けながら、自分のやりたい分野を見つけることができるため、じっくり1年間かけて考えることができます。私は哲学歴史専修課程の芸術論を専攻しています。授業内で美術館や展示会へ行くこともありますし、自分の選んだ作家の作品の模写を発表し、生徒と教授で意見を交わすこともあります。もちろん作品から作家の想いを感じ取ることの難しさもありますが、時代を切り開いてきた作品に触れることで感動やおもしろさを感じることができた時に「やっぱり芸術って楽しいな」と実感します。また自分の専攻以外の授業でも、芸術論に繋がるものがあるなと知識が深まることも多々あります。自分の好きな分野を深めることはもちろん、別の分野にも触れることができるのも教養学部の特徴です。このように教養学部には多種多様な専攻があり、様々な価値観を持っている生徒や教授がたくさんいるため、日々刺激を受けることができます。皆さんも、教養学部で楽しい学生生活を一緒に送りましょう。哲学歴史専修課程、芸術論専攻 4年杉田 亜弥卒業生は語る「広く」「深く」「自由に」学べた学部在学生は語る多種多様な専攻と様々な価値観6

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