埼玉大学 教育学部 2018
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小学校コース 現在、学校はさまざまな教育問題を抱え、また社会のグローバル化とともに、外国籍の子ども、経済的に不利な家庭の子どもなど、これまでの教員養成では対応の難しい、新たな社会状況が生じています。複雑に絡み合った教育問題や教育事象に対して、教育哲学、教育史、ジェンダー教育学、教育社会学を基盤とする分析・検討を通じて、その問題解決への糸口を究明するとともに、教育法学、教育行政学、学校経営学、教師教育学、教育内容論(道徳教育、特別活動)などの学習を通じて、教師としての実践的指導力を養います。 好きだった教師はいますか?嫌いだった教師はいますか?その「好き・嫌い」の基準はどこにあり、教師の専門性とはどう関係しているのでしょうか?また、それは日本の教師に限らず世界の教師にも共通することでしょうか?教師教育学ゼミでは、教師の仕事や教師のおかれている社会的状況などについて、実践・理論・国際比較など多角的な視点から学びます。教師教育学とは、教師や学校という切り口から、広く教育の問題について考察する学問であり、けっして教師になるためのテクニックやスキルを表面的に学習するものではありません。現在、2年生から4年生まで約20名のゼミ生が、さまざまな教育問題について、個人発表、グループ協議、自主ゼミ、合宿などを通して、学年の垣根を越えた交流をしながら学びを深めています。毎年、ゼミ生一人ひとりが真摯に学びに向き合っている姿から、私自身も多くのことを学ばせてもらっています。 「子どもと学校教育」の領域は、様々な社会科学の視点から、子どもが抱える問題や学校教育の課題について探究することを目指しています。教職実践演習(箱根合宿)真剣な議論を終えてほっと一息子どもの権利に根ざした学校教育を目指して▶ 北田 佳子 准教授 教師について学問するとは?-教師教育学ゼミ-「子どもと学校教育」領域の学び方 私たち「いのちとくらしの教育」領域では、子どもやおとなたちが生活している現場(フィールド)を大切にし、大学とフィールドとを行ったり来たりしながら「教育」を捉え直す学びを行っています。それは、フォーマル教育と言われる学校教育を重視しながらも、ノンフォーマル教育とかインフォーマル教育と言われる学校の外側での子どもやおとなたちの教育・学習を大切だと考えているからです。パキスタン、台湾、イギリス、沖縄、水俣、北海道など、毎年国内外様々な場所にでかけていき、そこに暮らしている住民の皆さんや学校の先生などのお話を伺い、ときに子どもたちと遊んだり、若者たちと対話したりしています。文献を読んで必死に考えたこととフィールドで感じたり、考えたことがつながったときの喜びというのは得がたい経験になるはずです。私たちといっしょに学んでみませんか、あなたも。水俣で患者さんをご自宅にお尋ねして教育学者・大田 堯 先生の書斎でのレクチャーのあとにフィールドで「教育」を捉え直す面白さ  ▶ 安藤 聡彦 教授「いのちとくらしの教育」領域の学び方Saitama University Faculty of Education11

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