埼玉大学 教育学部 2018
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新宅 優里4年生▶ 山中 冴子 准教授Student'sVoice 私は特別支援教育の歴史や意義、特別支援教育制度の現状と課題の講義を担当しています。特に、インクルーシブ教育や共生といった言葉の本質について、学生のみなさんと一緒に考えることを大切にしたいと思っています。また、障害のある方や現職教員の方をゲストとしてお招きすることもあり、実践と理論のつなぎを意識して学生さんと共に学びを深めています。 研究では、オーストラリアの障害児教育を専門としています。多文化主義国で多様性に寛容と言われる同国におけるインクルーシブ教育の展開や、障害のある生徒が高校を卒業して社会に出るための移行支援について研究してきました。日本とオーストラリアの比較は簡単にはできませんが、研究対象を国外にもつことで様々な示唆を得ています。私は特別支援教育の専門を学び、多くの子どもたちに係わる機会に恵まれ、教員になるための前向きな毎日に充実感を覚えています。一緒に問題を考えていくことのできる仲間や、個性あふれる先生方と学ぶ中で、自らの成長を実感します。障害のある子ども一人一人のニーズをふまえた実践の大切さを分かるようになりました。子どもたちと自分自身の成長をともに感じとれる、魅力ある特別支援教育専修で一緒に学びませんか?こんな授業こんな研究子どもの多様性に寄り添い、支え合う教育の創造特別支援教育コース特別支援教育概論、障害者福祉論、障害児の心理生理学、障害児のアセスメント、障害児教育課程総論、肢体不自由児指導法、病弱児指導法、聴覚障害児教育総論、視覚障害児教育総論、発達障害児の心理と指導、重度・重複障害児の心理と指導 など■ 専任教員■ 主な授業科目 ■細渕 富夫 障害児教育方法学葉石 光一 障害児心理生理学宗澤 忠雄 障害者福祉学名越 斉子 障害児心理学山中 冴子 障害児教育学乳幼児教育コース特別支援教育コース卒研発表会での指導ゼミ・ミーティング 山中ゼミ風景卒業研究論文の発表会特別支援教育コースでは、障害のある子どもの生命と尊厳を守り、発達を支援する教育のあり方を学びます。障害のある子どもに向き合うためには、熱い思いはもちろんのこと、高い専門性が必要とされます。特別支援教育に携わる教員には、特定の障害に応じた優れた専門性に加え、多様な障害に対応できる幅広い知識が求められているのです。ですから、生理学、心理学、教育学など広範囲な研究成果を基礎として学習し、知的障害、肢体不自由、病虚弱、重複障害、発達障害などについて、専門的・系統的に学習・研究を深めます。その上で、子どもたちの実態に合わせた授業実践を、創造的に展開できるような力を育てます。埼玉大学教育学部附属特別支援学校の実践に触れる機会も多くあります。特別支援教育の専門科目は、2年次から本格的に始まります。3年次からは専門分野のゼミに所属し、4年次には大学の学びの集大成として卒業論文を完成させます。Saitama University Faculty of Education25

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