埼玉大学 経済学部 2018
12/20

 吉田ゼミでは「現代企業会計・簿記システムの諸問題の検討」をテーマとして、文献を輪読し、討論をしています。私たちの身の回りでは、数多くの企業が経済活動を行っていますが、その活動を理解するために不可欠なものとして、会計情報の存在があげられます。現代の主要な企業においては、会計情報は「複式簿記」という技術をもとに作成されています。そのため複式簿記を理解することは、会計情報によって企業を理解するために必要不可欠ですし、また複式簿記なくして企業の会計情報を作成することもできません。 また、現在、わが国における財務会計の制度・理論は大きな変革期にあります。会計人をめざす大学生にとって、伝統的な会計の技術やルールはもちろんのこと、最新の会計基準の考え方や国際的な動向についても、十分な知識と理解を得ておくことが重要になってきています。また、そのような知識や理解を定着させるためには、会計学の基本的な考え方や理論的な見方についても、しっかりと学ばなければなりません。 なお、平成25年から簿記・会計だけの勉強から離れ、実際の企業活動を学ぶことを目的として、富士通㈱知的財産権本部・埼玉県産業技術総合センター(SAITEC)などと協力して、「公開特許を活用した商品開発」にも取り組んでいます。「東京ばな奈」で有名な株式会社グレープストーンや埼玉県下の製造業の数社に訪問し、商品開発のコツを教えてもらったり、自分たちで商品開発を行い、12月には埼玉県下の中小企業の前で、商品コンセプトの報告も行いました。 プレゼミは1年生向けの少人数の授業です。自分で文献を読み、理解した内容や疑問をレジュメ(要旨)に記し、みんなの前で発表します。専門家が書いた本に対して、自分の意見や疑問を表明するのは難しいです。しかし、段々とできるようになります。 演習(ゼミ)は、2年生の前期から3年生の後期まで2年間にわたり履修する2年生・3年生合同の授業です。疑問点や意見を出し合い、学生同士で議論をします。学力が上の3年生によって2年生は鍛えられます。 さらに演習担当教員の指導のもとで、4年生は卒業研究に着手し、全員が卒業論文を執筆して、学習の成果を結実させて卒業します。吉田 智也准教授少人数による専門教育–ゼミの醍醐味 埼玉大学経済学部研究資料室は、旧「社会動態資料センター」の組織再編にともなって2002年1月に設置された施設(注:社会動態資料センターより以前は「資料室」として1965年に設置されている)で、経済学部の研究に必要な、経済、経営、社会環境に関する文献資料および寄贈された個人蔵書からなっています。 文献資料は、紀要・統計・白書・年鑑類、和洋雑誌、会社史など約2万5千タイトル、約20万冊が所蔵されており、個人蔵書の寄贈によって実現した「森田文庫」と「安井文庫」は、それぞれ約5000冊のコレクションです。これら資料は学内の学生・教員だけでなく、学外のどなたでも閲覧できるように一般公開をしています。経済学部ゼミ紹介研究資料室4年間を通じて実践的な能力を身につける。 プレゼミ学問の基礎を身に付ける1年生アカデミック・スキルを身に付け、主体的に学んでいくための基盤づくりを行います。演習(ゼミ)実践を積む2・3年生論文コンクールへの参加や政策提言等、ゼミごとに特色のある活動が行われます。卒業研究応用力を結実させる4年生経済学部の特徴である少人数教育の集大成として、卒業研究を執筆します。ゼミで活用!11

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る