滋賀医科大学 大学案内 2024
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│在│学│生│の│声│9 研究医養成コースは、学生さんが興味のある研究室の一員となり、教員の指導の下で医学研究に従事することで、学生時代に実際の医学研究活動を体感することが出来るコースです。 所属したら“絶対に研究医を目指さないといけない”とか、“放課後は絶対に研究室に行かないといけない”ということはなく、自分のペースで研究活動を行うことができる点や、基本的な研究手技や論文の読み方を身につけられるセミナーの開催によって初心者でも気軽に研究が始められる点がコースの魅力です。 研究の進捗によっては、在学中に学会発表や論文執筆を経験することもでき、それらの要件をクリアできれば研究医養成コースの修了証書が授与されます。 自分の可能性を試し、限界を打ち破るためにも、研究医養成コースの扉を叩いてみませんか?見学した上で、1つの研究室を選択して所属し、実際の研究活動を見学したり、スタッフの指導のもと自分で実験したりすることができます。もう1つは第3学年の「研究室配属」(必修)で、この授業では学内の各研究室の他、国内外の研究機関で行われる研修コースに参加することもできます。 たとえ小さなことでも、自分で新しい知見を発見できることは何ものにも代えがたい喜びですし、そのような活動をしていく中で、自然と課題探求や問題解決の能力が養われます。VOICE 「基礎医学研究入門Ⅰ・Ⅱ」ではラボツアーを通して興味のある教室に所属し、基本的な実験手技から主体的に学ぶことができます。「研究室配属」では、東京大学への留学機会を頂き、そこでの研究成果について日本病理学会で発表し、優秀演題賞をいただきました。現在は学内で行っている研究について、論文を執筆中です。 「心臓はどうして動くの?」「がんはどうしてできるの?」一度でも考えたことのある人は(なくても)是非研究室を覗いてみてください。専門の先生方との研究を通して皆さんの世界はきっと広がります。そして大学生活という可能性を秘めた時間を、彩りあるものにしていきましょう。医学科 第4学年 岡本 なつめ私立神戸女学院高等学部出身基礎医学研究入門・研究室配属 医学科卒業生のほとんどは臨床医になりますが、臨床の現場では“よくわからないこと”にしばしば遭遇します。そのような日々の疑問を大切にして、少しでもわかろうとする姿勢は、臨床医の技量向上に欠かせないものです。 自分で課題を探し出し、自分で解決する能力を涵養するために、本学では2つの特徴的な授業科目を設けています。1つは第1·2学年の「基礎医学研究入門Ⅰ·Ⅱ」(選択)です。この授業を選択した学生は、実際に研究医養成コース(下記参照)に参加します。具体的には、基礎医学講座や研究センターなどを研究医養成コース課題探求能力・問題解決能力の育成好奇心から広がる世界―どうせならワクワクすることをしよう!―

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