滋賀医科大学 大学案内 2024
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│在│学│生│の│声│22 近年ますますニーズが高まっている地域医療や地域包括ケアの重要な担い手となる看護師を育てることを目的としたコースで、本学の看護学科と附属病院看護臨床教育センターとが共同で育成を担当します。 2015年度に新卒の訪問看護師を育成することを目的に、滋賀県の委託事業として開始されたのが始まりです。2019年度入学生から正規のカリキュラムに位置付けられました。このコースでは、大学卒業時の地域医療実践力を高めるため、在宅看護技術のシミュレーション演習や地域医療の実習を少人数で学び合いながら行います。コースの修了生の中から新卒訪問看護師も誕生しています。※ 地域医療実践力育成コースは「訪問看護コース」に改称予定です。VOICE 私は、地域の方々が健康で暮らせるきっかけづくりができることに魅力を感じ保健師課程を選択しました。 保健師課程では地域の課題を考察する地域診断や新生児訪問事例などの展開、母子保健手帳交付面接のロールプレイ、健康教育演習を通して保健師に必要な知識や技術を学んでいます。グループワークが多く、自分には無かった視点や考え方を知ることができるので日々の取り組みが成長に繋がっていると感じています。また、先生方も親身に相談に乗ってくださるので心強いということが強みだと思います。 保健師課程での「個人や地域など『対象』の強みを活かす」という考え方は保健師でも看護師でも大切なものとなってくると思うので、進路選択に迷われている方は一度保健師課程も考えてみて欲しいなと思います。 このコースでは通常の講義に加え、事例展開や模擬退院前カンファレンス、在宅での看護を想定したシミュレーション演習など、より実践的なことを学ぶことができ、かつ少人数コースであることから先生方もひとりひとりに親身になって教えてくださり、地域看護について深く学ぶことができます。 実習では病棟と地域をつなぐ患者支援センターで働く看護師の様子や病院内外の多職種連携の様子、実際の退院前カンファレンスを見学させていただき、他の実習では深く学ぶことのできない病院から地域への継続看護の重要性を学ぶことができました。看護学科 第4学年 荻野 真歩大阪府立春日丘高等学校出身看護学科 第4学年 田中 もも滋賀県立膳所高等学校出身 私は、看護師免許と共に助産師免許を取得できる教育課程に魅力を感じ、本学に入学しました。助産師課程では、臨床経験の豊富な先生方による講義や参加型のアクティブラーニングを通して、女性や新生児に助産ケアを行うための知識・技術や思考力を養っていきます。また、高校生を対象とした性教育の実施をはじめとして、女性のライフサイクルに合わせた関わりも学ぶことができ、女性の一生に寄り添う助産師としての役割や責任を日々実感しています。尊敬できる仲間とより良い助産について共に考え切磋琢磨することで、充実した学生生活を過ごしています。看護学科 第4学年 加藤 璃子京都府立城南菱創高等学校出身地域医療実践力育成コース(10名)~ 地域医療を担う看護師を育てる ~保健師課程の強み多くの学びを得られる助産師課程地域医療実践力育成コースでの学び

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