滋賀医科大学 大学案内 2025
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9に基づいて策定したアウトカムの達成状況によって学修成果を評価する(教育課程レベル)。 滋賀医科大学では、卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の各項目に基づき、学生が卒業時までに身につけておくべき能力(アウトカム)を策定しており、それらを達成するように教育課程を編成する学修成果基盤型教育(アウトカム基盤型教育)を採用しています。 また、教育課程の編成に際しては、文部科学省が定める「医学教育モデル・コア・カリキュラム」を参考にしており、プロフェッショナリズムの形成、総合的に患者・生活者を見る姿勢、医学研究手法の修得など、現代に求められる医学に関する知識・技能・態度を体系的に学修することができるよう配慮されています。医学科の教育内容1. 教育課程の編成の方針 授業科目を医学教養科目、外国語科目、専門基礎科目Ⅰ(基礎科学)、専門基礎科目Ⅱ(医学導入)、専門科目Ⅰ(基礎医学)、専門科目Ⅱ(臨床・社会医学)、専門科目Ⅲ(臨床実習)として体系的に区分し、それらを低学年次からくさび型に配置することにより、6年間を通して医のプロフェッショナルとして必要な知識、技能、倫理観及び科学的探究心を養うことを目標にした教育課程を策定する。2. 教育課程における教育・学修方法に関する方針1. プロフェッショナリズム 6年間を通じて豊かな教養や医療人としての確固たる倫理観及び社会性を養うため、行動科学、生命・医療倫理学などを含む医学教養科目を低学年次からくさび型に配置する。また、医学教養科目に区分する授業科目においては、専門にかかわらず求められる「ジェネリック・スキル(汎用的技能)」を養成する。2. 専門的な医学知識に基づく問題対応能力 専門科目Ⅰ(基礎医学)においては、医学の基本的概念の理解を助けるとともに問題発見・解決能力、自己開発能力を養うため、臨床医学との接続を踏まえた講義形式の授業に加え、少人数で行う実習形式の授業を実施する。専門科目Ⅱ(臨床・社会医学)における臨床系授業科目では、疾患の系統的理解を助けるため、授業科目を臓器・器官別に、関連する分野との垂直的・水平的統合のうえで編成する。3. 基本的診療技能に基づく全人的医療 確かな臨床推論能力を養うため、専門科目Ⅱ(臨床・社会医学)において、横断的臨床領域の具体的な症例をTBL形式で学ぶ授業科目を導入する(TBL:チーム基盤型学習)。さらに、全人的医療を提供するための基本的能力を養うため、行動科学に関する授業科目を医学教養科目として低学年から継続的に配置する。専門科目Ⅲ(臨床実習)においては、学生が「臨床実習生(医学)」として、教員の指導のもとに診療チームの一員となって診療に参加し、基本的臨床手技や臨床推論能力を身につけることができるよう、診療参加型臨床実習を実施する。さらに、より実践的な診療技能を修得できるよう、医学部附属病院だけでなく、市中病院や診療所での診療参加型臨床実習を実施する。4. コミュニケーションと多職種連携 医学教養科目において、適切なコミュニケーション方法を身につけることができるよう初年次教育科目を開講する。また、本学看護学科との合同授業科目を複数設置することに加え、専門基礎科目Ⅱ(医学導入)において、地域の保健医療福祉施設や医学部附属病院における実習を配置することで、早期からの多職種連携教育を実施する。その他、教育課程では一貫してグループワークやTBLなどのアクティブラーニングの手法を取り入れることによりコミュニケーション能力や協働する姿勢を涵養する。5. 地域医療への貢献 専門科目Ⅱ(臨床・社会医学)における社会医学系授業科目では、国内外の保健や公衆衛生等、人々の健康増進に必要な社会医学の役割と課題について理解を深めることができる多様な講義・実習を配置する。また、それらの社会医学系授業科目との接続を踏まえて、医学教養科目に区分される社会科学系科目を低学年次から継続的に配置することにより、医療を社会の一部として捉える視点を養成する。さらに、低学年次から継続的にプライマリ・ケアに関する講義・実習を実施することに加え、地域医療教育研究拠点病院や県下の診療所において診療参加型臨床実習を実施することで、地域医療に貢献するための能力を育成する。6. 科学的探究心と国際的視野  低学年から最先端の基礎医学研究に触れる授業科目を配置するとともに、自ら研究テーマを設定し、国内外で研究活動を行う授業科目を配置することにより、すべての学生が医学研究を体験し、研究に対する意欲や理解力を養う機会を提供する。さらに、「研究医養成コース」と連動する授業科目の配置により、学生の興味関心の程度に応じてより深く研究に関われる環境を整備する。また、国際的視野を養うことを目指し、継続的に英語教育を実施するとともに、医学研究・臨床実習においてそれぞれ海外研修の機会を提供する。7. 情報・科学技術の活用  発展し続ける情報化社会や人工知能等の情報・科学技術を理解し、またそれらと向き合うための倫理観を身につけ、これらの技術を正しく活用できるよう、6年間を縦断するように数理科学・統計学・情報科学等に関する授業科目を配置する(「数理・DS・AI時代の医療人育成教育プログラム」)。8. 生涯にわたって自律的に学ぶ姿勢  医学教養科目に、自主能動的に学修するために必要な心構えや学修・思考法を身につけることを目的とする初年次教育科目を配置する。また、医学・医療に直接関連する講義・実習を入学後早期から配置し、学生の医学修得の動機付けを積極的に行う。3. 学修成果の評価の方針・ シラバスに記載された学修目標について、筆記試験、実技試験、レポート等、多面的な評価方法により、それぞれの到達状況を客観的に評価する(授業科目レベル)。・ 共用試験CBT・OSCEや医師国家試験に準拠して実施する卒業試験等によっても随時学修成果を評価することに加え、ディプロマ・ポリシー教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー) 医学部医学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる知識と能力の修得を可能とする教育課程を以下のように編成し、提供します。

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