滋賀医科大学 大学案内 2025
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14 診療参加型臨床実習は、本学医学部附属病院のほか3か所の地域医療教育研究拠点病院(独立行政法人国立病院機構 東近江総合医療センター、独立行政法人地域医療機能推進機構 滋賀病院、地方独立行政法人公立甲賀病院)においても行っています。さらに、「学外臨床実習」では、滋賀県下約40機関の市中病院と約70機関の診療所のご協力の下で、より地域の実情に沿った実践的な臨床実習を実現しています。大学病院のような高度先進医療を行う病院だけでなく、滋賀県下の地域医療を担う病院においても臨床実習を行うことによって、プライ 本学附属病院の初期研修では、5つの研修プログラム(標準型総合研修コース、周産母子研修コース、1年目協力型病院研修コース、基礎研究医プログラム、地域医療重点プログラム)から選択することができます。 全診療科に教育医長を配置し、200名近い指導医や多くの後期研修医が在籍するなど充実したサポート体制が整っています。医師臨床教育センターには、7名(内女性3名)の医師を配置し、チューター制度も取り入れているため、研修指導から個人的な悩みまで相談することが可能です。 さらに、出産や育児による時短勤務や当直の制限などの配慮もあり、女性研修医の占める割合が多いのも特徴です。NHO東近江総合医療センターマリ・ケアを中心とした全人的医療の基礎を習得し、超高齢化社会に対応できる能力を身につけることを目指しています。 一方、臨床実習は、第4学年以降の診療参加型臨床実習だけではありません。低学年次には、「早期体験実習」や「地域医療体験実習」など、滋賀県下の老人保健施設やケアハウス等を併設する医療機関のご協力のもとで見学型実習を実施しており、患者さん・施設利用者さんや医療職者の方々との触れ合いを通じて地域における医療の仕組みを理解することを目指しています。公立甲賀病院 本学附属病院は、毎年多数の専門研修プログラム加入者があり、常勤医師の半分以上が専門医であるため、各診療科で屋根瓦研修が実現できています。また、18領域でのプログラムを用意していますが、各診療科がそれぞれ長い歴史を持ち、県の医療に深く携わっており、連携病院には同じ医局で学んだ医師がいるため、一貫した教育方針の下で研修を受けることができます。 さらに、本学附属病院は県内種々のセンター機能及び中核病院の指定を受けており、がん治療からアレルギー疾患、難病まで多くの分野で力を発揮していますので、経験できる症例が多く、優れた研修環境を提供できます。JCHO滋賀病院遠隔地型の地域医療初期臨床研修都市近郊型の地域医療専門研修地域に支えられた臨床実習卒後研修について

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