21〈保健師課程〉 公衆衛生看護活動における地域診断の基本的知識及び住民の健康課題の解決に必要な基本的技術を養うための授業科目を配置する。〈助産師課程〉 母子保健や女性の健康に関する課題について、助産師に求められる役割と責任を理解し必要な助産診断と助産技術を養うための授業〈訪問看護コース〉 地域医療や地域包括ケアの中心的役割を担う看護専門職者に求められる知識、技術及び課題解決力を養うための授業科目を配置する。 滋賀医科大学では、看護学を保健・医療・福祉が有機的に統合・連携した学問として位置づけ、豊かな人間性と倫理観に基づいた専門知識を身につけ、広く人々の健康生活を支援する看護を実践できる能力を育成しています。 教育課程の特色として、幅広い教養、情報リテラシー、看護研究能力などの“学士力”を修得できること、医学部附属病院や医学科と共に学ぶことのできる環境を有していること、看護師と併せて保健師か助産師の国家試験受験資格を取得できること、地域医療や地域包括ケアの担い手に必要な資質・能力を深く学べる「訪問看護コース」を有することの4点が挙げられます。科目を配置する。看護学科の教育内容教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー) 医学部看護学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる知識と技術の修得を可能とする教育課程を以下のように編成し、提供します。1. 教育課程の編成の方針 授業科目を教養科目、外国語科目、専門基礎科目Ⅰ・Ⅱ、看護専門科目Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・実習に体系的に区分し、それらの授業形式として講義、演習及び実習を効果的に組み合わせて編成することで、医療者として必要な知識や、実践的看護技術、倫理観及び科学的探究心を養うことを目標にした教育課程を策定する。2. 教育課程における教育・学修方法に関する方針1. プロフェッショナリズム 看護専門職者としての社会的な責任と倫理を身につけることを目的として、カリキュラムを編成する。また、医療・看護学における倫理について学ぶ授業科目を4年間一貫して配置することで、医療・看護活動や看護研究に関わる様々な倫理的課題に気づく力を養う。2. 看護学の知識と技術 看護専門職者として求められる知識と技術を理論と実践の統合をもって学習することを目的とした「らせん型カリキュラム」を編成する。専門基礎科目から専門看護科目までの知識の積み重ねと統合を繰り返し行えるよう科目を配置する。3. 課題対応能力と看護実践能力 知識の活用、技術の適用、思考過程の明確化に基づいて看護が実践されることを体験的に知り、それらを統合的活用のできる能力を育成することを目的として、医療機関のみならず地域の保健・医療・福祉施設との連携・協力のもと臨地実習科目を配置する。4. コミュニケーションと多職種連携 看護専門職者を目指す本学の学生として求められる共通の素養である、高いコミュニケーション能力、人間や社会の多様性への理解を身につけることを目的として、カリキュラムを編成する。具体的には、低学年次から地域の保健・医療・福祉施設や医学部附属病院における早期からの多職種連携教育を企画する。5. 地域医療への貢献 地域における保健・医療・福祉ニーズを把握するための基本的能力の修得を目的として、専門基礎科目Ⅱにおいて社会福祉制度・疫学・地域保健・地域ケアシステムに関する授業科目を配置する。 さらに、低学年時から地域に貢献する医療職としての実践的な能力の修得を目的として、看護専門科目において地域包括ケア、在宅療養支援や訪問看護サービスの提供について体系的な理論を学ぶ授業科目、及び地域の訪問看護ステーション等における実習科目を配置する。6. 科学的探究心と国際的視野 すべての学生が自ら設定したテーマによる研究活動の体験を通じて、看護学における独創的かつ批判的に考える能力と研究に対する意欲や理解力を養う機会を確保するため、臨床的知見を踏まえた看護学研究や論文作成の方法を教授する授業科目を配置する。また、国際的視野の涵養を目指すため、継続的に外国語や国際保健に関する授業を実施するとともに、看護学研究の一環として海外研修の機会を確保する。7. 情報・科学技術の活用 発展し続ける情報化社会や人工知能等の情報・科学技術、またそれらと向き合うための倫理観を理解し、これらの理論・技術を正しく活用できるよう、4年間を横断するように数理科学・統計学・情報科学等に関する授業科目を配置する(「数理・DS・AI時代の医療人育成教育プログラム」)。8. 生涯にわたって自律的に学ぶ姿勢 看護専門職者として自律的学修を継続する能動的姿勢の涵養を目的として、4年間の講義・演習・実習を通してアクティブラーニングを取り入れたカリキュラムを編成する。3. 学修成果の評価の方針 シラバスに記載された学修目標について、筆記試験、実技試験、レポート等、多面的な評価方法により、それぞれの到達状況を客観的に評価する。 また、教育課程レベルでは、ディプロマ・ポリシーに基づいて策定したアウトカムの達成状況によって学修成果を評価することに加え、看護学OSCE、看護基本技術修得チェック表等によっても随時学修成果を評価する。
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