Action researchObservational studyInter-/Multi-disciplinaryresearch学際研究(図) 多様化・深化する看護学研究Intervation studyBiological researchfor Nursing23 2025年には滋賀県で国体が開催されます。その2025年は、いわゆる団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、日本は、世界にも例のない少子・超高齢・多死社会を迎えます。そのため、これからの医療は先進的・革新的な「治す医療」だけでなく、多くの人にとって必要となる「生活を支える医療」が重要となってきます。「生活を支える医療」には、病気になる前からの予防や早期発見、重症化予防、積極的治療、リハビリテーション、在宅療養、社会復帰に至る全ての段階で切れ目のない医療やケアが不可欠です。 看護学は人々の「いのち」や尊厳を守り、人々の健康や生活の質(Quality of life)をより良いものにするための実践の学問です。また社会から期待される役割も高まってきています。 看護職には人間・環境・社会、そして時代性を理解するための知識や感性、洞察力を育み、個別のニーズ、医療技術の革新や時代・社会の要請に対応できる能力が求められます。その基盤作りとして、看護学科では専門職としての行動の基本となる原理や原則、またそれらを支える科学的な根拠についての知識を修得します。 そして学問としての看護学の発展には、質の高い看護ケアの根拠となる知識の創造や蓄積、技術の開発、すなわち研究活動が必要です(図)。高度な実践は、こうした研究の成果に支えられています。Outcome studyアウトカム研究Literature reviewICTを駆使したグループワークの様子講義風景看護学研究アクションリサーチ観察研究文献研究介入研究生理生態学研究看護学研究学士力を高める教育
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