看護師免許国家試験に合格看護師国家試験に合格看護学科(60 名)保健師免許:各自治体、保健所、企業などに就職養護教諭二種免許※:各学校に就職※養護教諭二種免許は保健師免許を取得している者が、本学指定の科目の単位を修得していた場合に申請により取得することができます。助産師免許:本学附属病院をはじめとした総合周産期医療センター、地域周産期医療センター、一般産科施設のある病院に就職。地域で新生児訪問や産後ケア事業の業務に従事しています。27 保健師は、人を対象にした公衆衛生活動を担う看護専門職です。主に、がんや生活習慣病の発症予防や早期発見、罹患している人の重症化予防、介護予防、育児支援、感染症対策といった地域の課題に取り組んでいます。経済成長や国際化、少子高齢化や家族機能の弱体化など、健康課題は人々の暮らしと密接に関わっています。活動対象には、自ら支援を求めてきた人だけでなく、健康に関心のない人や困った状況にあることに気づいていない人も含まれています。また地域レベルの健康や格差がどれくらい深刻な状態にあるのか、あるいは望ましい状態にあるのかは、データを分析して評価します。根拠に基づいた計画の実施や施策化能力はこれまで以上に重要になってきています。 本学では、3年生の前期から選択課程を開講します。実習は、滋賀県内の保健所や保健センターと近接府県の企業や事業所の産業保健部門で行います。訪問看護コース 10名選択制:(第3学年で選抜)保健師課程選択制: 30名(第3学年で選抜)助産師課程選択制:6名程度(第2学年で選抜試験)看護師免許:本学附属病院をはじめとした医療機関、訪問看護ステーションなどに就職保健師国家試験受験資格助産師国家試験受験資格※保健師課程、助産師課程、訪問看護コースは、どれか一つのみ履修することができます。 各課程、コースを並行して履修することはできません。助産師課程(選択制:6名程度) 助産師は、女性の生涯にわたる性と生殖の健康を支援する医療専門職です。出産のサポートはもちろん、妊娠、分娩後の女性、新生児への保健指導、さらには関連する健康相談や啓発活動も行います。 本学の助産師課程では、母子保健や女性の健康に関する課題について、助産師に求められる役割と責任を理解し、必要な助産診断と助産技術を修得することを目的として教育に取り組んでいます。特に、近年の助産師に求められる能力と実践への期待から、医学科産科学婦人科学講座、小児科学講座との連携により、能動的学習を導入した教育プログラムを実践しています。 2020年度には、分娩介助シミュレータが導入され、より助産実践教育が充実したものとなりました。教育媒体の充実、助産学教員の臨床経験の積み上げを意識していることで、助産教育の質が確保された教育体制が整っています。産科学・助産学の根拠を提示しながら、思考過程と助産技術の修得が体験できる充実したカリキュラムになっています。保健師課程(選択制:30名)看護学科の各課程コースについて
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