滋賀医科大学 大学案内 2025
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│在│学│生│の│声│28 近年ますますニーズが高まっている地域医療や地域包括ケアの重要な担い手となる看護師を育てることを目指したコースで、本学の看護学科と附属病院看護臨床教育センターとが共同で育成を担当します。 2015年度に新卒の訪問看護師を育成することを目的に、滋賀県の委託事業として開始され、2019年度入学生から正規のカリキュラムに位置付けられました。このコースでは、大学卒業時の地域医療実践力を高めるため、在宅看護技術のシミュレーション演習や地域医療の実習を少人数で学び合いながら行います。コースの修了生の中から新卒訪問看護師も誕生しています。 私は、保健・医療・福祉分野など、幅広い知識と専門性を持って、人の一生に寄り添うことができるところに魅力を感じ、保健師課程を選択しました。 保健師課程では、事例展開やロールプレイを通してグループワークや意見交換を行い、より実践的な知識と技術の習得を目指しています。地域のトータルコーディネーターとして多職種連携についての理解を深めることで、自分には無かった視点や考え方を知ることができ、広い視点からの考察ができるようになったと感じています。 保健師課程での『「患者」である前に「生活者」』という視点は、保健師でも看護師でも大切な考え方であると思うので、自身の視野や進路選択を広げるためにも、ぜひ一度保健師課程を検討してほしいと思います。 私は元々地域医療に興味があり、学生の頃から具体的に学ぶことのできる訪問看護コースに魅力を感じ、本学への入学を志しました。 コース自体が少人数のため、先生方や仲間との距離が近く何でも相談しやすいこと、そして雰囲気がとてもあたたかいことが魅力です! コースでは、在宅環境での看護を想定したシミュレーション演習やロールプレイによる模擬退院前カンファレンスなどを実践的に行っています。また、実践の後はみんなで振り返り、改善点や工夫点を考え次へと繋げることで、在宅での看護やその思考力を、みんなで学び、養っていくことができます。また、退院調整部門での実習では、外来から病棟、そして地域へと継続的に繋がる看護や多職種連携の実際を学びました。看護学科 第4学年 池藤 亜実私立京都成章高等学校出身看護学科 第4学年 小藤 みなみ滋賀県立膳所高等学校出身 私は、4年間で助産師国家試験の受験資格が取得できるカリキュラムに魅力を感じ、助産師課程を選択しました。 臨床での事例を想定したアクティブラーニングでは、ケアに必要な知識・技術以外に、どのように女性や新生児・その家族と関わるか、という態度も身につけることができます。演習環境も整っており、シミュレーターや実際の分娩室で実践的な助産技術の獲得が可能です。講義や演習以外にも、助産所での家庭訪問の実習や高校生への性教育授業の実施などを通し、助産師としての役割について視野が広がりました。 また助産師課程は少人数で、仲間や先生方とのあたたかくアットホームな雰囲気の中で濃い2年間を過ごせることも大きな魅力です。看護学科 第4学年 砂澤 優衣鳥取県立鳥取東高等学校出身保健師課程ならではの魅力学びの広がる助産師課程訪問看護コースでの学び~ 地域医療を担う看護師を育てる ~訪問看護コース(10名)

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