│卒│業│生│の│声│301. 臨床や地域において、医療・看護を必要とする対象の健康課題やヘルスケアシステムについて、個別性と地域性の両面から看護のあり方を客観的理論に基づいて探索・検証することに積極的に取り組み、努力を惜しまない人(AP1)2. 国内・海外の研究論文を読み解く基礎的な読解力と語学力を有し、国際的視点から研究や臨床、地域医療における課題を発見できる能力を有する人(AP2)3. 博士後期課程修了後、看護実践指導者、看護学教育者、看護学研究者として活躍する意欲があり、論理的思考力、表現力を兼ね備え看護学の発展に努力を惜しまない人(AP3)2. 選抜方法・選抜体制 アドミッション・ポリシーに基づき、入学者選抜試験は、筆記試験(英語)、口述試験及び面接試験を全て課し、総合的に判定する。 筆記試験(英語)では、看護系論文の理解度・要約から「国内・海外の研究論文を読み解く語学力と読解力を有し、グローバルな視点から研究や臨床、地域医療における課題を分析できる能力」を評価する。 口述試験では、修士論文と博士後期課程で取り組む予定である研究内容についてプレゼンテーションを行い、評価する。 面接試験では、コミュニケーション能力、学修意欲や修了後の将来性等について審査する。また、面接試験の参考資料として、個人調書(学歴、職歴、職務上の実績、研究・教育上の実績)の提出を要件とする。課 程 「生涯発達看護実践科学」とは、多様な健康課題を抱える対象者を生涯発達する人として捉え、科学的研究手法に基づく提言により切れ目ない看護実践の確立を目指し、一人ひとりの生涯にわたる最善の健康・療養支援のあり方を探求する看護学と定義します。 看護の対象者を生涯発達する人として捉える意味を理解し、切れ目ない看護を展開する生涯発達看護実践科学部門は、人々にとって最善の健康状態を実現するための看護のあり方を示すことができる人材を育成することを目標とし、対象が有する健康課題から病態を理解し必要な看護ケアに関する知見を蓄積した後、広く社会への還元ができることを目指します。すなわちエビデンスの実践応用として位置付けられる「研究者から臨床家へ」「臨床家から対象者へ」の過程に対応可能な研究者の育成を実現していきます。 私は本学を卒業し、附属病院で6年間助産師として勤務した後、大学院修士課程へ進学しました。修士課程では、研究方法を基礎から学び、研究の楽しさを感じるとともに、研究成果を看護臨床へ還元すべく、学術的に発信していくことの大切さを学びました。さらに自身の研究課題を追究し、研究力を向上させたいと考え、博士後期課程へ1期生として進学しました。生涯発達看護実践科学部門では、対象者を生涯発達する人として捉え、看護倫理に基づき、最善の看護方略について探究しています。日々新しい学びがあり、充実した研究・学生生活を送っています。修了後は、看護学教育者・研究者として看護への貢献を目指し、精進していきたいと考えています。 「ケアシステム創成看護科学」とは、看護の対象者である個人の健康を環境との相互作用を含めて理解し、健康課題の解決に向けて科学的な手法を用いることにより、コミュニティケアと看護管理の視点から、持続可能なケアシステムの創成を探究する看護学と定義します。 ケアシステム創成看護科学部門は、病院、施設、地域の垣根を越えて、人々が生活を営む場の特性に応じたケアシステムの在り方を示し、広く社会に発信できることを目指しています。健康課題の解決に向けて、住民、保健・医療・福祉専門職、行政などの地域社会を構成する多様な人々と協働してケアシステムの創成を探究し、その成果を社会へ実装できる研究者の育成を実現していきます。看護学専攻 博士後期課程生涯発達看護実践科学部門 第1学年 大江 良子看護学科 平成26年度卒業試験方法とアドミッション・ポリシーの対応は下表のとおり。試験方法筆記試験(英語)口述試験修士論文研究計画面接試験アドミッション・ポリシーAP2AP1、AP2AP1、AP2AP1、AP2、AP3試験方法とアドミッション・ポリシーの対応看護学博士を目指して1. 入学者受入の方針生涯発達看護実践科学部門ケアシステム創成看護科学部門入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)看護学専攻 博士後期課程
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