平成30年度 滋賀大学大学院 経済学研究科の案内
14/22

 第1に,本専攻では,経済活動に伴って生じるリスクのうち,金融リスク,経営リスク,経済リスクに研究領域を設定し,その研究教育組織は,「リスク基礎」,「リスク管理」,「リスクと創造」の3教育研究分野から構成されます。第2に,授業科目の編成と履修方法は,リスクの基礎研究から専門研究に至る知見を体系的に修得できるよう工夫しています。第3に,院生の研究指導拠点として,「特別演習」,「フィールドワーク」,「プロジェクト研究」を設定し,学位論文準備から論文作成にいたる全過程における複数教員指導体制を実現し,きめ細かな指導体制のもと,学位論文の作成を目指します。あらゆる実業の世界では,リスクが経済活動の基本的な構成要素の一つをなし,リスク・マネジメントなくしてその本来の活動と目的が達成できないということは,今日広く認められています。経済学研究科博士後期課程は,社会人を対象に,経済学及び経営学に基づき体系的,総合的なリスク分析能力とリスク管理能力を備えた,国際的に活躍出来るグローバル・スペシャリストとしての「リスク・リサーチャー」の養成を目的に設立されました。本専攻は,社会科学系でリスクを中心とした大学院としては,我が国では最初のものです。「リスク基礎」では,リスク概念の体系的な検討,リスク分析に不可欠の不確実性と確率理論,経済・経営・金融におけるリスク発生の可能性とその分析手法等,リスクの基礎理論と先端的なリスク理論,リスク分析手法,リスクと経済倫理の関係について教育研究します。「リスク管理」では,リスクを認識し,リスクをいかに回避し,損失を予防し,いかに適切にリスクを保持するか,いかにリスクを移転するか,いかにセーフティネットを設計するかについて,経済・経営・金融・情報通信におけるミクロとマクロのリスク管理手法に基づき教育研究します。「リスクと創造」では,リスク理論やリスク管理手法をふまえて,積極的にリスクを取りつつ,企業を創造し,産業を創造し,地域を創造する環境整備の教育研究を中心に行います。

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る