滋賀大学 大学案内 2021
19/60

研究を通じた社会への貢献研究成果を社会に還元し、貢献していくことは、大学の大切な役割の一つです。滋賀大学は現代社会の課題解決に貢献する大学であることを目指し、常に社会の抱える様々な課題を意識して研究を行っています。Data Science滋賀県との共同研究 健康寿命延伸のためのデータ活用事業子どもプログラミング教室滋賀大学のSDGs滋賀大学では、国際社会共通の目標であるSDGsへの取り組みとして、グローバルな視点とSDGsマインドを身につけるため、国際協力機構(JICA)、国連開発計画(UNDP)や国連食糧農業機関(FAO)等の国際機関の日本代表などを招いた講演会を開催するなど様々な活動を行っています。   持続可能な開発目標(SDGs)を目指して地域の小学生を対象とした「子どもプログラミング教室」を総務省統計局等と共催。データの統計やコンピューターのプログラミングが重視されていることを受け、プログラミングの基礎を学習する機会をつくり、プログラミングの面白さを伝えました。文化事業国宝菅浦文書を収蔵し70年中世の村人自らが書き記し、守り伝えた日本で第一級の惣村史料です。11世紀以降の古文書は、200年に及ぶ隣村との境界争いの記録、村の自治を示す「定」など豊富な内容で、当時の社会の様相をリアルに再現してくれます。持続可能な開発目標(SDGs)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものです。Shiga U Arte滋賀の「知の拠点」である滋賀大学には、様々な分野の専門家がこれまでの研究と教育の中で培ってきた大きな「知」の資源・財産があり、その中には素晴らしい文化的資源もあります。本学は、これらの「知」の地域・社会への還元の一つとして、「滋賀大学文化事業Shiga U Arte」を行っています。EducationEconomics大学発ベンチャー企業(株)イヴケアが誕生 応用健康学と臨床心理学の専門性を基に、毛髪からストレスホルモンなどを測定して、心身の状態を客観的に評価し、予防的ケアにつなぐ会社が誕生しました。人々の健康と幸せに広く貢献することを目指しています。香港フード・ビジネスミッション201Q小さな企業の海外展開支援プログラムでは、学生が商品リストの作成・翻訳の協力を行い、香港での商談会や香港の大学での試食会にも参加して「グローバルビジネス」を体験しています。地域に貢献しつつ自らの成長につなげる。累積される公的データを活用し、滋賀県の長寿要因についてデータ分析を行う事業。2018年度には、健康寿命延伸のための施策提案に向けて、健康、医療、環境要因に関する公的データを市町別に整理して分析しました。18

元のページ  ../index.html#19

このブックを見る