滋賀大学 大学案内 2021
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学科紹介経済学科ファイナンス学科経済活動は、私たちの暮らしや社会の営み、国際関係にとって切り離すことのできない重要な役割を果たしています。経済学科では、理論、歴史、制度、政策といった側面から経済現象を多角的に分析します。複雑化している経済現象を様々な角度から検討し、その相互関係を的確に整理しながら、その背後にある仕組みや成立を明らかにする分析視点を確立して学んでいきます。基礎理論講座経済理論の構築を目指す分析や経済学説の成り立ちを学びます。数量的・実証的分析に資する手法を精緻化して経済分析を学びます。応用経済論講座経済政策や社会政策に関わる分析について学びます。政策経済論講座国際的な経済関係や経済史の立場からの分析を学びます。比較経済論講座ファイナンス計画講座金融に関する基礎理論と計画(政策)を学びます。金融取引が行われる市場について学びます。ファイナンス市場講座金融に関する計画や市場の枠組みとなる制度を学びます。ファイナンス・システム講座1限2限3限4限5限MONTUEWEDTHUFRI信用と循環の政治経済学ミクロ経済学A統計学A地方財政論数学への招待コア政治経済学中国語演習A近江の歴史日本金融経済論データサイエンスへの招待コアセッション(統計学A)産業政策論(2年 秋学期)時間割の例経済開発論おすすめ授業発展途上国が抱えている経済・社会問題を正確に理解した上で、開発政策や開発援助、国際協力等について学ぶ授業です。また経済理論に基づいて、発展途上国の貧困や格差問題の解決策を考えます。CLOSE UP SEMINAR経済学を通して社会保障の問題解決を考える。私のゼミでは、経済学を通して社会保障問題の原因と解決策を検討することにより、問題解決力や論理的思考力を養うことを目標とします。そのため、医療・介護などの問題の解決に必要な経済学の分析手法を学び、社会調査などを実施し、その成果を学内外で発表しています。[政策経済論]佐野 洋史ゼミファイナンスとは金融を意味する言葉で、貨幣を受け取ったり、支払ったりしながら実際の経済活動を支えていくものです。こうした金融取引は経済主体である家計、企業、政府それぞれに必要であり、それらが金融取引を行う場が金融市場です。また政府は、金融市場がその機能を十分に果たせるように、様々な制度や政策をつくりあげています。金融取引の基礎、金融市場、政府の政策や市場を支える制度、これら三面を総合的に学ぶのがファイナンス学科です。1限2限3限4限5限MONTUEWEDTHUFRIマクロ金融論Ⅱ経営数学英語ⅡA会計学基礎財務諸表分析論Ⅱ証券分析とポートフォリオ・マネジメントⅡ日本金融経済論コア政治経済学証券市場論各論ファイナンス市場特殊講義Microeconomic Analysis計量ファイナンス(2年 秋学期)時間割の例マクロ財政学Iおすすめ授業この科目では、財政の視点を踏まえてマクロ経済学を学びます。経済全体での消費や投資はどう決まるのか、失業・格差問題など、広範なトピックを扱っています。卒業論文タイトル● Modied Value at Riskを用いたポートフォリオ運用● 地方銀行の新しい取り組み● 財務諸表から見る企業̶スポーツ用品製造業の財務分析̶● ゲーム理論とプログラミング言語の可能性CLOSE UP SEMINAR金融経済の生きた題材に触れ、課題解決に資する「金融分析力」を培う。[ファイナンス市場]3年次のゼミでは、証券アナリスト試験対策の演習を通じて、証券投資理論をはじめとするファイナンス理論の基礎を学びます。演習では金融経済の生きた題材に触れ、分析力を培います。4年次のゼミでは、金融に関連する諸課題を理論・実証面から分析します。菊池 健太郎ゼミ卒業論文タイトル● 「ぐるぐる病院」の実態~短期頻回転院の影響と改善策~● 滋賀県における地域医療と医療分野での多職種連携活動に ついて● 黒字病院・赤字病院におけるコスト構造の分析● 残薬削減による医療費削減効果● AI導入による働き方の変容とそれに伴う人材育成の考察31

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