滋賀大学 大学案内 2021
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社会システム学科学科紹介 / 研究施設経済経営研究所経済学部附属史料館総合研究棟〈士魂商才館〉教育研究施設経済経営研究所の母体は、1923(大正12)年に旧制彦根高等商業学校に設置された調査課であり、由緒と歴史のある機関です。その後、研究部、経済研究所、日本経済文化研究所、経済経営研究所と名称変遷を重ねてきましたが、一貫して資料の収集・管理に取り組み、研究・教育のサポートに励んできました。1950(昭和25)年の設立以来、史料館は滋賀県下の貴重な古文書の収集に努めてきました。その数、約18万点。この中には、近江商人の残した史料をはじめ、歴史の教科書にも載っている国宝「菅浦文書」の他、2件の重要文化財が含まれます。士魂商才館は、図書や史料の収蔵庫やセミナー室を備えた、彦根キャンパスで最も新しい総合研究棟です。1階のしがだい資料展示コーナーでは「はるかなる手紙-滋賀大学所蔵フランスの貴重自筆書簡」等の企画展を開催し、気軽に見学できるようにしています。経済学部ワークショップ、経済学部講演会 など彦根論叢、滋賀大学経済学部研究年報 など[ 活動内容 ][ 刊行物 ]経済・社会・法・政治を学ぶ社会科学、言語・文化・歴史を学ぶ人文科学、認知・情報の科学など、幅広い分野を研究します。これら複数の学問分野に触れることで、それぞれの分野における高度な専門知識と、その土台となる幅広い教養を修得。同時に、社会の構造や関係についてのシステマティックな理解を通じて、私たちが暮らす現代社会の様々な出来事を、広い視野から総合的に読み解くための応用力を養っていきます。社会システム講座現代社会を読み解くための基礎理論を学びます。法律の観点から、社会の様々な現象の分析などを学びます。法システム講座人間の「知」のあり方について多角的に学びます。思考情報システム講座世界の様々な地域について言語、文化や歴史の観点から学びます。国際文化システム講座1限2限3限4限5限MONTUEWEDTHUFRIマネジメント・ポリシー特殊講義知能情報論Ⅰ行政システム論Ⅰ比較経営論財務諸表分析論Ⅰ文化人類学専門演習Ⅰ文化システム論B消費と社会プロジェクトA日本社会文化論環境法(3年 春学期)時間割の例国際経済法おすすめ授業国際経済に関する法律をテーマとした授業です。イギリスがEUから離脱する。日本が○○国と自由貿易協定を結ぶ。こうしたニュースが私たちの生活や仕事にどう影響するのかを考えることが、この授業の目的です。卒業論文タイトル● システム開発と瑕疵担保責任● 患者の自己決定権とインフォームド・コンセント● 自動運転における事故の責任と法的課題● 景観利益の法的保護● 映画の著作権の侵害差止請求● 現在の「労働者」概念と判断基準CLOSE UP SEMINAR個人と社会を支えるしくみを考える[法システム]このゼミでは、民法の基本判例を半年ほどかけて学んだ後に、各自、民法に限定することなくテーマを設定して、判例研究を行います。判決文は独特で読みこなすのは容易ではありませんが、関連する文献にもじっくり取り組み、研究を卒業論文としてまとめます。能登 真規子ゼミ33

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