滋賀大学 令和6年度(2024年度)入学者選抜要項
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求める学生像 本学部の入学者選抜の基本方針 各選抜方法の趣旨 −51−経済学部で学ぶために必要な基礎的知識,論理的思考力と表現力,コミュニケーション能力をもつ人 経済学部における知の探求と創造に意欲と能力のある人 意識・知識・見識を身につけた専門職業人を目指す人 国際社会・地域社会の課題の発見とその解決に主体的に取り組む意欲のある人 本学部の前身,彦根高等商業学校は,建学の精神として「士魂商才」を謳い,それに対し養成すべき人材としての相互扶助・社会奉仕的精神をもった商業的技術の専門家という独特の意味を付与しました。それは,地域社会への奉仕・貢献を前面に出し利益追求を副次的とする近江商人の精神と大きく合致するものでした。こうして,幕末期彦根藩が示していた視野の開明性・先見性と教養重視の伝統とも相俟って,彦根の地に,高い人格と豊かな教養を備え地域社会にも貢献できる専門職業人の養成の場が創り出されました。 そうした彦根高商の伝統を受け継いで,第二次世界大戦後,発足した滋賀大学経済学部は,経済界等に多くの優れた人材を輩出しながら,社会と地域の要請に応えて大きな発展を遂げてきました。そして,古来より近畿・東海・北陸の経済的文化的交流点であり,琵琶湖をかかえ環境意識の高い滋賀県に立地する本学部は,国立大学経済学部として,多様性を内包する3専攻を有し全国最大規模の陣容を整えていること,国宝「菅浦文書」をはじめ中世社会に関する我が国第一級の史料や近世近代の古文書群を収蔵する附属史料館が近江商人・近江地域史研究の拠点になっていること等の独自性を備えるに至っています。 滋賀大学経済学部は,これまでの実績と伝統に安住することなく,独自の工夫をこらした改革を進め,急激に変化する社会と地域の要請に応え,有為の人材の養成と高次の知識創造・学術文化に資する高等教育機関としての発展を目指しています。 本学部は,建学の精神を現代に活かした教育理念として「国際的な視野をもち,環境に配慮しつつ地域社会にも貢献できる,個性ある専門職業人の養成(グローバル・スペシャリストの養成)」を掲げ,その資質としての「意識・知識・見識」の涵養とそれを基礎にした課題探求力の育成に取り組んでいます。 滋賀大学経済学部は,学部の教育理念・目標に基づき,次のような人を求めています。 本学部の教育理念・目標に適合する学生を選抜するために,多様な入学者選抜を実施し,多元的な評価尺度を用いて志願者の能力・資質を適切に評価・判定します。 経済学部では,一般選抜(前期日程・後期日程)の他に,学校推薦型選抜(A推薦・B推薦),総合型選抜,私費外国人留学生選抜,3年次編入学試験という多様な入学者選抜を行い,様々な(1) 建学の理念と誇りうる独自性 (2) 学部の教育理念 経経済済学学部部ののアアドドミミッッシショョンン・・ポポリリシシーー((学学生生受受けけ入入れれ方方針針)) 経済学部の理念

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