滋賀大学 令和6年度(2024年度)入学者選抜要項
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2.学部概要 3.コース 専攻・専修の紹介 ○ 学校教育教員養成課程 −57−に,課外の時間にはデータ分析や論文作成などが快適に行えるコンピュータの利用環境を提供しています。 ○「環境総合研究センター」は,環境に関する学際的・総合的な研究及び教育を推進することを通じて,持続可能な社会の実現に資することを目的としています。地球環境から地域環境に至る幅広い視点で分野横断的な研究を推進するため,自然科学,人文科学,社会科学のさまざまな学問分野から多彩なアプローチで環境研究を推進しています。また,地域の他の研究機関,行政機関,NGO等と連携した環境分野の人材育成や地域・国際貢献をめぐる取り組みにも重要な役割を果たしています。 ○「データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター」は,データサイエンス教育研究拠点として平成28年4月に設立されたデータサイエンス教育研究センターを発展的に再編成して,令和4年4月1日に生まれた組織です。 同センターは,膨大なデータから有用な知見を引き出し,新たな価値を創造するデータサイエンスと,多くの分野で利活用が進むAIに関する先端的な教育研究活動を行っています。また,200を超える企業や自治体,大学・研究機関と連携しており,様々な分野でのイノベーションの創出や,Society5.0社会を牽引する高度専門人材の育成を行っています。 ○「保健管理センター」は,学生と教職員の心身の健康管理を援助するために設置された機関です。彦根キャンパス(保健管理センター)と大津キャンパス(保健管理センター分室)に医師,カウンセラー,保健師(看護師)が配置され,健康診断,応急措置,心と体の健康相談等を司っています。 また,正課中,学校行事中,キャンパス内にいる間及び課外活動中における傷害事故を補償する保険(学生教育研究災害傷害保険)等も所掌しています。 ○「障がい学生支援室」は,各学部及び各研究科と連携し,障がいのある学生が,他の学生と等しく教育を受ける権利が保障されるよう,障がい学生支援に関する方針の立案及び支援システムを構築するとともに,具体的方策を検討及び実施することを目的としています。 修学上の支援や学生生活の支援を必要としている学部・大学院・専攻科の学生に対して,個別のニーズに応じた様々なサポートを行っています。 1.立 地 本学部は大津市の南部,琵琶湖から流れる瀬田川のほとりの小高い丘陵地にあります。紫式部で名高い石山寺,松尾芭蕉が暮らした幻住庵など,大学から歩いて行ける距離にはいくつもの史跡があり,通学の往復路は瀬田川に沿って美しい景観が展開します。キャンパスは15万平方メートルの敷地を有し,勉学,スポーツや文化活動等を通じ友情を深めるのに最適な環境を整えています。その一方で,最寄のJR石山駅へは京都駅から約15分,大阪駅からは約45分とアクセスに恵まれています。 本学部は教員養成に長い歴史をもち,これまで多数の教育者を育ててきました。卒業生の方々が滋賀県をはじめ全国で活躍されています。本学部は,こうした実績を踏まえ,様々な教育課題に対応できる実践的指導力を備えた教員の養成を目指しています。 学校教育教員養成課程のカリキュラムは三つの柱からなっています。一つ目は教育の意義や歴史,教育方法などを学ぶ教員養成基本科目です。二つ目は,実際に小中学校などへ行き,教育実習や学校ボランティア活動など,子どもと直接ふれあう経験を通して実践的指導力を身に付けていくための教育参加科目です。三つ目は,教科の授業力を向上するための得意分野育成科目であり,この中には,いじめ・不登校問題や環境問題,国際理解教育など学校教育や現代社会が抱えている課題を解決するための基礎を学ぶ科目も含まれています。 学生同士が切磋琢磨し,アットホームな雰囲気のゼミなどで教員から指導が受けられる環境の下,これら三つの柱を関連づけて学びながら,知の探求と実践的力量の向上を目指し,充実した大学生 教 育 学 部

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