長崎県立大学 CAMPUS GUIDE BOOK 2022
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 「長崎のしまに学ぶ」と「公共機関インターンシップ」の2つの科目です。実際に地域や行政の現場に足を運び、自分で考えて行動し、地域の課題発見・解決を目指すもので、実践的な学びを得ることができました。また公共機関インターンシップで佐世保市役所を訪問したことで、市役所で働く自分の姿を想像しやすくなり、志望動機が明確になったと思います。高校生・受験生の方へMESSAGETURNING POINT私の転機「大学時代に人と関わるアルバイトをしていたので、電話や窓口でスムーズに対応できています」とのこと。 主に担当している業務は、児童手当などの子どもに対する手当や助成に関する事務作業です。請求書や届出の審査・認定、その後の支払いや予算編成、更にお問い合わせの電話対応や窓口対応もしています。佐世保市役所は入庁後も研修を受ける機会が充実していて、新しい業務に挑戦するチャンスにも恵まれています。風通しの良い職場で、気さくに話しかけられる先輩や上司が周囲にいるおかげで、日々勉強しながら楽しく仕事ができています。 私は、大学2年次の1月頃から公務員試験対策講座を受講し始めました。また必修科目の「公共機関インターンシップ」では、佐世保市役所を訪問。民間企業のインターンシップにも参加して、視野を広げながら自己分析を行いました。就職活動では、地域の方と近い距離で働きたいという気持ちから、市役所と民間企業を並行して志望。民間企業からも内定をいただきましたが、最終的には行政を通じて市民の方を支えたいという思いで、佐世保市役所への入庁を決めました。 今後の目標は、法令や規則をより理解し、上司や後輩、そして市民の方に分かりやすく伝えられるようになることです。また、新入職員研修の中で「初心は忘れるもの(だからこそ忘れない工夫が必要)」という言葉をいただきました。今後も初心を忘れず持ち続けていきます。佐世保市役所子ども未来部 子ども支援課 (取材時の所属) 久保田 幸 さん初心を忘れない努力を継続し地域と近い距離で暮らしを支える地域創造学部 公共政策学科 2019年度卒業 / 佐賀県 出身様々な業界で活躍する卒業生たちのリアルな声を御紹介します実際の子育て世代の悩みや支援策など、入庁後に初めて知ることが多いと話す久保田さん。 公共政策学科は、公務員志望の方はもちろん、地域社会のために働きたいと考えている人に役立つ講義が多いと思います。大学は高校までとは違い、何を学ぶのか、どんな姿勢で臨むかなど、全て自分で決めることになります。自由な反面、気持ち次第で4年間が大きく変わるので、積極的に挑戦しながら楽しい大学生活を送っていただけたらと思います。13

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