長崎県立大学 CAMPUS GUIDE BOOK 2022
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インタビューの更に詳しい内容はWebをチェック!子どもと接する仕事に興味があり、料理やお菓子をつくるのが好きだったことも志望動機となりました。 私は栄養士として、毎月の献立の作成や栄養管理、食育指導、調理、食材の発注など、保育園の食に関する業務に幅広く携わっています。季節や行事に合わせた献立を考えて、子どもたちが飽きずに楽しく食べられる内容はもちろん、食材の摂取量を計算して栄養バランスも両立させています。また調理では主菜とおやつを担当。毎日約100人分を用意するのは体力勝負で大変ですが、子どもたちから「おいしかったよ」と笑顔で言われると癒されます。 3年次の3月頃から職員採用に応募し始めました。様々な進路を模索する中で、大学での実習や卒業論文がきっかけとなり、保育園栄養士の求人を見つけて応募。内定をいただいた現在の保育園で働くことを決めました。自己分析に苦労しましたが、自分の適性や興味に合った進路を選択できました。 保育士の先生方や子どもたちの意見を聞きながら、普段から新しいメニューを積極的に取り入れることを意識しています。また保育園に通う時期に子どもは大きく成長するので、噛む動作や食事のマナーを学び、いろんな食材を食べて知ることも重要です。慌ただしい中でも、食について子どもたちとおしゃべりする時間を大切にしていきたいと思います。友愛富士見町保育園 栄養士 (取材時の所属)前田 由加利 さん食材も栄養も工夫した献立で食べることの喜びを伝える看護栄養学部 栄養健康学科 2019年度卒業 / 長崎県 出身配膳の合間に子どもたちに話しかける前田さん。意見を聞いて、次の献立に生かします。 大学での実習です。老人ホームと病院、保健所をそれぞれ訪問しましたが、同じ栄養士のお仕事でも食事に対する関わり方が施設によって異なり、どの施設が自分に合っているのか考えるきっかけとなりました。また卒業論文で幼児の食事に関する研究に取り組む中で、実際に保育園に足を運んで栄養士の方の話を聞いたり、園児の食事の様子を見たりしたことが、今の進路につながっています。TURNING POINT私の転機高校生・受験生の方へMESSAGE 大学での4年間は予想以上に講義や実験が忙しく、勉強についていくのが大変なこともありました。しかし栄養健康学科の先生方のサポートが手厚く、同じ目標を持つ友人と一緒に頑張った日々はとても充実したものでした。社会人になると、そうした時間はとても貴重だったと思うようになるので、専門的な勉強も、友人との交流も、是非満喫してほしいと思います。15

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