長崎県立大学 CAMPUS GUIDE BOOK 2022
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4年間のカリキュラムの流れCURRICULUM特色ある学びTOPICS幅広い分野の地域課題に対応できる力を一から身につける公共政策学科では、総合科学かつ実践科学としての公共政策学の習得を目指します。そのため「基幹科目」「発展科目」「実践科目」「ゼミナール」「関連科目」で構成される「学科専門科目」が80科目あり、基礎から応用まで、また理論から実践まで、皆さんの関心により体系的かつ網羅的に学ぶことができます。その中でも特徴的なのが「公共機関インターンシップ」や「公共政策実習」といった現場志向の強い実践科目です。地域の課題を見つけ、的確に政策対応できる人材を育てる学科です。いろいろな地域課題の本質を見つけ、課題に対応できる能力を身につける公共政策学科 2年 大島 和弥 さん民法政策評価論講義内容ピックアップCLASS政策とは、本来、政府が住民をより幸福にするためのものです。しかし一部の人のみが利益を得たり、費用対効果が検証されていないものもあります。本講義では、政策を科学的に評価する手法の費用便益分析について解説します。費用便益分析は経済学を基礎として、可能な限り客観的・科学的に政策を評価する方法で、行政機関が政策評価を行う際には最もよく用いられます。本講義を通して、政策をどのように評価・選択すべきか、そしてどのように政策評価が行われているかを学びます。私たちの身近に生じ得る法的紛争について、市民社会のルールである民法を用いながら、その解決策を学びます。具体的には、取引に関する紛争について、自身がその解決を委ねられた裁判官になったつもりで、関連する条文を手掛かりにしながら、妥当な解決策を導く方法を学習します。最終的には、民法に関する基礎理論や制度等の理解を深めるだけでなく、紛争当事者の多様な価値観・利益を考慮しながら、説得的で妥当な解決策を導くことのできる法的思考力を身につけます。学生の声VOICE1年次2年次3年次4年次地域の現状と課題の見方、考え方を学びます。地域創造概論や地域経済論で、地域創造とは何か、そのために何が必要かを学びます。・地域研究(離島)・市民参加論・社会学概論より専門的に地域課題や解決方法を学びます。公共政策論、政策形成論などを中心に、地域課題にどう対処すべきか、より専門的に学んでいきます。公共政策実習やインターンシップがあります。学内での学びとフィールドワークなど学外での学び、経験を加えて、進路を意識した学びを深めます。卒業論文の作成に取り組みます。これまで学んできたことの集大成として、卒業論文の作成に取り組みます。・公共政策論・政策形成論・社会調査法・行政学・地域振興論・卒業論文 「地域経済論」や「行政学」、「財政学」など、公共政策や地方行政に関する専門的な知識を学ぶ中で、地域に貢献するための基礎的な力が身につき、以前と比べて地方の問題に関するニュースも理解できるようになりました。地域に貢献したい、地元で働きたいという気持ちがある人を後押ししてくれる学科です。27地域創造学部 公共政策学科

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