主な研究領域は、協働のガバナンス、市民参画（市民参加）と合意形成になります。世界的な情報化やグローバル化が進む中で、地域の課題も複雑化・多元化しています。そうした課題の解決のためには、企業や自治体、NPO、ボランティアなど、多くの関係者が連携・協力して取り組む「協働の場」をデザインしていくことが求められます。しかし、異なるバックグラウンドを持つ人々が多様な価値観の中で共通の目標を持つことは、決して容易ではありません。 私のゼミでは、他大学や行政・企業・NPO関係者と連携した活動を通じて、学生が現場へ足を運び、自治体が抱える課題や政策課題を解決する能力を身につけるための研究を後押ししています。また、グローカルな視点に立った地域の持続可能性や、公共の福祉の実現に貢献できるような人材育成を心掛けています。進路・就職先についてハウス流通、長崎銀行、長崎県央農業協同組合、長崎県商工会連合会、大分銀行、電通国際情報サービス、丸三証券、広島電鉄、宮崎大学、三菱電機住環境システムズ、全国酪農業協同組合連合会、東海澱粉、防衛省共済組合、法務省、福岡国税局、九州経済産業局、九州運輸局、長崎県庁多様な価値観の中で人々が集まり意見を形成する“協働の場”をデザインQ01.公務員試験対策となる講義はありますか地方公務員、国家公務員、電気・ガスなどの公益事業会社、農協など地域の公的団体、教員 など公務員の試験科目にある科目を受講することはできます。しかし、公共政策学科のカリキュラムは公務員試験対策のものではなく、地域の諸問題を解決できる能力の育成を目指す内容となっています。地域社会の現状を認識し、理論的な背景から問題点を考察する力を養います。Q02.卒業するために資格検定試験が必要ですか公共政策学科では、「日経TEST430点」又は「ニュース時事能力検定2級」のいずれかを合格・取得しなければ、卒業に必要な単位を取得できないカリキュラムとなっています。Q03.教員免許を取得することはできますか公共政策学科では、中学校教諭一種（社会）、高等学校教諭一種（地理・歴史・公民）の教員免許が取得可能です。地域や社会の抱える課題について考える力は、教員として活躍する上でも生かすことができます。Q04.実践的科目はどのような内容ですかグループで地域の課題解決を目指す「公共政策実習」のほかに、長崎県北地区の公共機関（県の機関や市役所等）で約1ヶ月のインターンシップを行い、現場の実践力を身につける「公共機関インターンシップ」があります。取得できる資格・免許等・社会調査士・日経TEST・ニュース時事能力検定2級・中学校教諭一種免許状（社会）・高等学校教諭一種免許状（地理歴史、公民）■主な就職先公共政策学科 綱 辰幸 学部長兼学科長地域における課題解決のプロを養成公共政策学科高校生・受験生の方へMESSAGE 地域には、様々な課題が存在しています。課題解決のための手段、目標をみんなで考え、実現できる能力を獲得することを目的としたのが公共政策学科です。そのため、本学科では、近隣の自治体でインターンシップができる公共機関インターンシップや、自分が関心を持ったテーマについて調査を行なうことができる公共政策実習など、公務や地域課題の「現場」において、実践的、かつ自律的な学習・経験ができる科目を配置しています。本学科のカリキュラムで学ぶことで、地域の問題解決について、課題の本質に焦点を当て、自律的で、有効な行動ができる即戦力の人材を育成したいと考えています。■業種別就職状況（単位：％）小数点第2位で四捨五入しているため、合計値が100％にならない場合があります※■地域別就職状況（単位：％）卸売・小売情報通信、運輸、郵便その他不動産、物品賃貸建設サービス金融・保険公務12.342.57.511.310.44.76.6中四国中部3.8近畿その他九州関東福岡長崎29.224.511.38.55.717.04.729地域創造学部 公共政策学科
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