新たな社会を創造する“KEN-SUN力”を身につける学長 木村 務 2020年の幕開けとともに新型コロナウイルス（COVID-19）が世界中に広がり、今も私たちの社会や身近な暮らしに大きな影響を与えています。そして国内に目を向けると、多くの地域では人口減少が加速し、コミュニティの存続さえも不確実となっています。更に海外からの観光客の急減、気候変動による災害の頻発など、地域社会が直面する課題は多様化しています。そんな変化の激しい時代の中で、私は長崎県に立地する本学の果たすべき役割は極めて大きいと考えています。 本学は、経営学部と地域創造学部を擁する佐世保校（佐世保市川下町）と、国際社会学部、情報システム学部、看護栄養学部を擁するシーボルト校（西彼杵郡長与町）の2つのキャンパスを設置し、地域に根ざした県立の大学として、新たな時代に挑戦し、地域社会を創造できる人材を育成しています。こうした新たな社会を創造する人材が備えるべき力を、本学では「KEN-SUN力」と呼んでいます（この名付け親は学生です）。KEN-SUN力は6つのテーマで構成されており、全学教育と専門教育における講義、そして学外・海外での実習活動等を通じて学生は修得します。大学時代は、新たな社会を創造し、その担い手となるための準備期間です。皆さんにはKEN-SUN力を身につけて、卒業後は広く国内外で活躍してほしいと願っています。KEN-SUN力～地域から世界へ挑む長崎県立大学生～［ 長崎県立大学ディプロマ・ポリシー ］け んさ んりょく知識と知恵長崎とNagasaki長崎で地域を理解するとともに世界の中のNagasakiを知ることで、グローバルに交流しながら地域・国際社会に貢献し、平和を創る力未来を生き抜く知識を修得し、それを知恵として活用する力尊重と主張他者を尊重するとともに、自己を主張し、協働・共生する力想像と創造物事を多面的・俯瞰的にとらえる想像力と新しい知を創造する力挑戦と継続未知の課題に挑戦しつつ、学びを継続する力自立と自律自立した生活と自律的な学びをする力ごあいさつMESSAGE学章とロゴマーク学章ロゴマーク佐世保校とシーボルト校の頭文字「S」をモチーフに、海（SEA）を表すブルーと太陽（SUN）を表すオレンジの「S」が重なり、つながることで、無限に広がる可能性をイメージしています。学章には、大学名をわかりやすくするために「University of Nagasaki」の英語表記を装飾し、「Founded 2008」で、これまでの伝統を継承しながら、2008年から新しく旅立っていくことを表したデザインとしました。また、学章の核（コア）となる「S」をモチーフにしたものをロゴマークとし、コミュニケーションロゴとして様々なものに用いています。02
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