長崎県立大学 CAMPUS GUIDE BOOK 2022
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特色ある学びTOPICSサイバー攻撃や情報漏えいに関する対処法を身につけるインターネットは日常生活に欠かせないものとなり、個人情報の漏えいやサイバー攻撃などへの対策が大変重要なものとなっています。しかしネットの世界で起きていることが、具体的にどのような仕組みになっているのかを目にする機会はなかなかありません。そこでセキュリティ演習室では、安全な仮想環境を利用した攻撃・防御の演習や、実際にインターネット上で行われている攻撃の観測など、実践的な演習が可能な設備を用意しています。これらを活用してネットの世界を体感することで、サイバーセキュリティ対策の基礎を修得することができます。最新設備の整った専用の演習室でセキュリティ分野の仕組みを体感情報セキュリティ学科 2年 田嶋 拓斗 さん講義内容ピックアップCLASS学生の声VOICE1年次2年次3年次4年次コンピュータなど情報科学の基礎を学びます。情報科学の基礎を、知識とともに演習を通して学びます。暗号技術やネットワークセキュリティなどを学びます。情報セキュリティの様々な領域について基本的な知識や倫理を学びます。インシデントハンドリングなどを実践的に学びます。情報セキュリティの専門的な技術を演習を通して実践的に学びます。卒業研究として課題に取り組み論文を執筆します。興味のある専門領域を選び、学術的に社会課題に取り組みます。・情報数学・コンピュータネットワーク・プログラミング入門/応用など・ネットワーク・サーバ設計構築演習・暗号技術・認証とアクセス制御・セキュリティリスクマネジメント・ネットワークセキュリティ・脆弱性検査技法・暗号演習・データセキュリティ概論・卒業論文統計学暗号技術暗号技術は、インターネットやクラウド上のデータの機密性と完全性を実現するための技術です。例えばオンラインキャッシングやDVDコンテンツ保護など、身近で利用されている暗号技術の仕組みと特徴を知り、その安全性を支える数学的原理を学びます。講義では小さな数の例で、自分で暗号化、復号の計算をすることにより、その仕組みを体得します。各暗号方式に関する知識のみならず、暗号方式が開発された背景、要件を理解することにより、応用力を身につけます。「Eメールを1日平均5通受け取る人が今日6通受け取る確率は?」など身近な事例から発見的に確率変数について学びます。現代は「データ主導社会」と言われるように、国や自治体はもちろん民間企業の市場競争でも統計学の役割が重要視される時代です。本講義では、将来的に、膨大なデータから特徴量や知見を抽出する、データサイエンティストとして活躍するための基礎となる素養を修得することができます。 コンピュータや通信、セキュリティについて様々な講義を受ける中で、コンピュータ間の通信やデータ処理の仕組みが分かるようになり、コンピュータの動作やインターネット関連のニュースを理解できるようになりました。また、システム開発等で必要となる統計学や、実践的な英語学習などのカリキュラムも充実しています。CURRICULUM4年間のカリキュラムの流れ情報システム学部 情報セキュリティ学科47

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