長崎県立大学 CAMPUS GUIDE BOOK 2022
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グループでアイデアを磨いていき島の特徴を生かした振興策を打ち出すグループでアイデアを磨いていき島の特徴を生かした振興策を打ち出す小値賀町の島民用アプリ“おぢプリ”「しまなび」プログラムとは本県の「しま」(対馬、壱岐、五島、新上五島、小値賀、宇久、的山大島)を佐世保校、シーボルト校に次ぐ第3のキャンパスとして位置づけ、学生が主体的・実践的に学ぶPBL学習法(project based learning 課題解決型学習法)を導入するとともに、「しま」での体験を通じて、グローバルな視点を持ち、ローカルな視点で地域課題に取り組むことができる人材の育成を目的とした教育プログラムです。 五島列島北部の小値賀町に光ブロードバンドの高速回線が普及していることを事前学習で知り、そのことがヒントになりました。私たちのグループが発表したのは、小値賀町で使える新たなアプリ「おぢプリ」です。専用アプリを使って回覧板や行政機関の情報を共有したり、医療機関への受診やタクシー予約、買い物をオンラインで行うもので、島民の生活向上や観光客の利便性向上が期待されます。ただ小値賀町は、長崎県内でも特に高齢化が進んでいるため、高齢者と若者の情報格差を解決する方法を考えるのに苦労しました。 グループワークは気兼ねなくアイデアを出せる自由な雰囲気で、のびのび話し合うことができました。お互い真剣に振興策を考えたので、意見がぶつかることもありましたが、みんなの意見を踏まえた到達点を模索していきました。学生発表には小値賀町の方がオンラインで参加してくださり、実際に島に住んでいる目線での意見を伺うことで、振興策の新たな課題や可能性が見つかりました。情報システム学部 情報システム学科 3年大竹 桐矢 さんInterview 02SHIMA-NABI PROGRAM05

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