長崎県立大学 CAMPUS GUIDE BOOK 2025
34/100

大学で学んだ幅広い知識を将来は公務員として活かし地域の課題解決を目指す私は高校時代から公務員になりたいと思っていて、卒業後の進路として公務員の合格実績が豊富な公共政策学科を選びました。講義で学ぶ地域経済や地域課題、政策評価、法律などの知識は公務員の業務に繋がると思っています。社会調査士の資格取得に必要な科目を受講できることも魅力でした。主に行政法や地方自治法などの法律分野や、社会調査の方法や実践について学んでいます。公共政策学科の魅力は、学ぶことができる範囲の広さです。ミクロ経済学やマクロ経済学などの経済分野はもちろん、憲法や民法、行政法などの法律分野から、公共政策論や政策評価論などの公共政策分野まで、その領域は多岐に渡ります。将来の目標は、公務員になって地元の長崎県に貢献することです。西九州新幹線開業や長崎駅周辺の開発で街が大きく変わる一方、人口減少や若者の流出などの課題を抱えています。地域に密着した大学での学びを活かし、もっと愛される長崎県になるお手伝いができれば、と思っています。私は主に、①長崎の被爆遺構の保存と活用についての研究、②体験を持たない被爆者や若者の継承活動に関する研究、③福島県内の震災遺物や震災遺構の保存と活用に関する研究、④原発事故の経験と証言活動に関する研究という4つのテーマで研究を行っています。[専門分野][主要担当科目][学社会学的研究が、地域社会で貢献できる場面は大きく2つあります。1つは、現場の人たちの活動を論理的に説明できる言葉を提示すること。これは研究者が現場の人たちに押しつけるものではなく、現場の人たちが数ある選択肢の中から主体的に選びとるものです。もう1つは、最近の出来事やマスコミが取り上げない社会問題に関する「過去・記憶」を記録していくことです。こうした活動は、問題が起きた時に現場の人たちにとって役立つ資料になります。深谷 直弘 准教授位]社会学、社会調査地域社会論、フィールド調査法博士(社会学)地域創造学部 公共政策学科 4年 尾崎 咲幸 さん長崎県 出身研究内容ピックアップ公共政策学科32Research content pick-up!なぜこの学科を選びましたか?現在学んでいることや学科の魅力は?将来の目標や夢は?研究内容社会との関わりや影響について原爆記憶の継承、震災記憶の伝承に関する社会学的研究研究テーマInterview

元のページ  ../index.html#34

このブックを見る