長崎県立大学 CAMPUS GUIDE BOOK 2025
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勉強だけでなくサークルのボランティア活動で得た経験も卒業後に活かす研究内容ピックアップ私は、高校卒業後の進路を考える中で、漠然と将来は地元の地域活性化に携わりたいと考えるようになりました。実践経済学科は離島や地域に直接足を運び、まさに実践的に学ぶカリキュラムが充実しているのが特徴です。また、教職課程を履修できることもこの大学を選んだ理由の一つです。1・2年次で地域経済に関する基本的な知識などを身につけた上で、3・4年次で学んだ知識を応用しながら実践、活用していきます。私は卒業論文として長崎県波佐見町の地域活性化について考察し、現地を訪れた上でアンケート調査も実施しました。その結果をもとに、統計学の手法でデータ分析を行いました。将来は、地元の大分県に貢献できるような進路を選びたいと考えています。そのためにも、大学生のうちに日本各地の地域経済活性化の事例をたくさん勉強していきたいです。また、教職免許を取得することもできたので、この経験と知識を卒業後の仕事に活かしていきたいと思っています。労働経済学は経済学というツールを使い、賃金格差、ワーク・ライフ・バランス、非正規雇用などの社会問題の解決策を導き出す学問です。これまでは日本と中国の労働政策(最低賃金、育児休業制度など)に注目し、①どのような要因がそれらの政策の決定・利用に影響を与えるのか、②それらの政策は市場や家計にどのような影響があるのかという視点から研究に取り込んでいます。(2023年度中聞きとり)[専門分野][主要担当科目][学労働経済学は、雇用、賃金、労働条件などの諸問題を研究し、労働市場の動向や政策の影響を分析するため、「仕事の経済学」または「働くことの経済学」とも呼ばれます。将来、就職して働くこととなる学生の皆さんにとって、経済学の視点から政策立案や企業の人事戦略、労働条件について考えることが極めて重要だと考えます。労働経済学の知識を踏まえ、労働市場の変化に適切に対応し、自らの職業生活をより充実させることができます。虞 尤楠 講師位]労働経済学労働経済論、ミクロ経済学入門博士(経済学)地域創造学部 実践経済学科 2023年度卒業宮田 飛翔 さん大分県 出身実践経済学科36Research content pick-up!なぜこの学科を選びましたか?在学中に学んだことや学科の魅力は?将来の目標や夢は?研究内容社会との関わりや影響について労働経済学やその関連分野に関する実証分析研究テーマInterview

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