長崎県立大学 CAMPUS GUIDE BOOK 2025
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文献検索や討論を積み重ね論理的な問題解決能力を養う准教授情報システム学部 情報セキュリティ学科Kita Seminar私のゼミでは、筆跡や身振り手振りなど、人の行動に伴う癖を個人認証の認証材料にする研究を行っています。例えば、手書きの文字をパスワードとして、その筆跡を生体認証の鍵として組み合わせることで、生体認証の「再登録が難しい」という課題を解決する方法となる「持続可能な生体認証(Sustainable Biometrics)」の研究を進めています。その他、スマートフォンの画面ロック解除時に肩越しから覗き込まれてもパスワードが漏れないロック解除方法などに取り組んでいます。ゼミの活動を通して学生には研究や課題解決の楽しさ、疑問を追求し、一つの結論に辿り着いた時の達成感を味わってほしいです。教授看護栄養学部 栄養健康学科Tanaka Seminar人の正常な構造を学ぶ「解剖学」と正常な機能を学ぶ「生理学」は、病気の原因究明や診断・治療にとって必須の学問です。そこで、私の研究室では、「子宮内膜の脱落膜化」をテーマにし、学生の皆さんと脱落膜化の制御に関与する因子の探索を行っています。物事の結果には、必ずその原因が存在しますので、文献検索を行いながら、教員や仲間との討論を重ね、自らの考えを付け加えることで、研究の中で出てきた事象(結果)への意味付けを行う問題解決能力を養います。ゼミ活動を通して、論理的なトラブルシューティングができる人材になってくれることを期待しています。73生体認証、モバイルセキュリティ、ソフトウェアテスト[ 長崎県立大学のゼミを紹介 ]解剖生理学喜多 義弘田中 進PICK UP! SEMINAR喜多ゼミ田中ゼミ

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