TechTech~テクテク~No.27
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学生企画東工大のキャンパスは日が落ちてからも学生たちの活気に満ちた空間です。今回はその独特な雰囲気を醸し出す夜の東工大の様々なスポットに焦点を当ててみました。 キャンパス内にある望遠鏡を使って、太陽系の外にある「系外惑星」の観測と解析を行う授業があります。ただ単に綺麗な星を見るのでなく、研究の一環として惑星の物理などを考察します。星の光を観測するので、実験が始まるのは日没近くの夕方からという珍しい授業。 受講している人に話を聞いてみると、もともと天文学に興味があるという人が多く、中には「母国でも観測の実習をしていた」という留学生もいました。「壮大な星の観測には地道な作業がとても大事」「夜に大学で実験をするのは、学園祭のような非日常的な楽しさを感じた」というコメントも。 実験を補佐する先輩も、この授業がきっかけで、天文学系の今の研究室を選んだとのこと。天文学や天体観測に興味を抱く入り口となる授業なので、宇宙に近づきたい方にイチオシの授業です!天体観測宇宙にもっとも近い授業レポーター 松沢 純平 学生や教職員の方が利用できるものつくりセンターを覗いてみると、ロボット技術研究会など「ものつくり系サークル」の人たちが、旋盤やフライス盤と呼ばれる工作機械で作業をしていました。実際に作業をしている人の話では、「夜の活動は申請書が必要ですが、安全面を見てくださる担当者のもとで、機械の使用も可能なんです」とのこと。設備が整った環境で作業しているサークルの皆さんは、とても生き生きとしていました!ものつくりセンター眠らないものつくり精神 ダンスサークル「H₂O」の活動場所は講堂前のウッドデッキなどの野外がメイン。夜になるとほとんど真っ暗になってしまうようなところばかり。ダンスに欠かせない音楽だって、研究室の邪魔にならないよう配慮が必要です。自分の動きを確認するためには窓ガラスを鏡の代わりに使うなど工夫して練習していました。「見てくれるお客さんの声援を聞くと次も頑張ろうという気になります」とリーダー。ダンスを見るお客さんのためにも、日々頑張って練習をしているんですね。H²Oダンス・ダンス・ダンスレポーター 阪野 泰彦レポーター 武石 桐生Tech Tech14

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