東京工業大学 入学案内2017
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第2類最先端の材料技術を学びたい!第3類人の役に立つ化学技術等を学びたい!私たちの生活を支える金属やプラスチック、セラミックス等、バラエティに富んだ材料について多角的に学ぶことができます。2年目からは、材料の性質、それらが現れる仕組み、合成方法の基本原理である量子力学、熱力学等を必修科目として学びます。3年目からは金属材料、有機材料および無機材料に関する物理、化学を体系的に幅広く学び、実験科目を通じて基礎知識の理解を深めるとともに、さまざまな実験技能を修得します。4年目は学士課程生活の集大成として特定課題研究に取り組み、実際に手を動かしてものを創り、調べ、評価するという実践的な作業を行います。ほとんどの学生が大学院に進学し、修士修了以上で就職します。大学時代に培われたものつくりの経験を活かし、各種素材、電気および自動車関係等の各種メーカーを中心に就職しています。創って、調べて、評価する第3類は、2年目から物質理工学院応用化学系、工学院経営工学系に所属しますので、分子・原子等の目に見えないナノ単位の世界から、製品をつくり出すプロセスまで、幅広く学ぶことができます。先端的な研究をもとにして、化学をどのように人の生活に役に立てるかを考え、環境・資源・エネルギー・医療・新素材等、様々な面から、日本のものつくりを支えます。また、国立大学では東工大にしかない工学院経営工学系では、人が使いやすい機械やシステム、働きやすい作業環境をつくり出す研究をしています。卒業後は、ほとんどの学生が大学院に進学し、エネルギーや地球環境等に関する先端の技術を研究しています。大学院を修了後の就職先は、大手化学メーカー、エンジニアリング会社、石油会社、食品、公的機関等、多岐にわたっていることも特徴です。化学のチカラで地球を救う類の特徴物質理工学院2年目に進むことができる学院・系材料系入学すると、すぐに1泊2日の「バスゼミ」があります。バスゼミとは、新入生へのオリエンテーションの一環で、30年以上続く伝統ある行事。バスゼミでは、チョロQ、電卓、モーター等身近な製品をグループ単位で分解し、その材料、構造について考え、話し合い、その内容をプレゼンします。また、企業で活躍する先輩の講演会や夜の懇親会等イベント満載。バスゼミを通して知り合いになった新入生同士は一生付き合う仲に。バスゼミでの一コマPOINT 1バスゼミ日ごろから実験を重視し、実際に手を動かして成果を生み出す“ものつくり”を重んじる第2類。3年目からは「学生実験」として、より専門的かつ特徴的な実験の授業を行います。創成実験では、フレームカーや燃料電池、オルゴールを設計、製作することで、ものつくりの醍醐味を味わいます。また創造実験では、テキストにしたがって基礎実験を進め、実験結果を基に学生が問題発見から解決までを行い、最後に成果を発表する三部構成で、創造力を養います。フレームカー製作POINT 2“ものつくり”類の特徴工学院物質理工学院2年目に進むことができる学院・系応用化学系経営工学系2年目から3年目にかけて、応用化学系の実験を共通で行います。1つの専門性を追求するだけでなく、応用化学系の学問で必要とされる基礎的なことを幅広く学び、研究者としての見地を広げるのです。また、講義で習ったことを自分たちの手で実験するので、講義に対する理解をより深められます。実験中は、総勢80~120名の学生がペアを組み同時に実験を行っています。化学実験POINT 1応用化学系の実験入学してまもなく、新入生セミナー(通称:バスゼミ)というイベントがあります。第3類では、京葉・京浜地区の企業を中心とした化学プラントや研究所を見学しに行きます。普段入ることのできない大規模化学プラントを見学することで、将来自分が支える「現場」のイメージをしっかりと持ってもらいます。近年では、サッポロビール千葉工場、JX日鉱日石エネルギー研究所、住友化学石油化学品研究所等を見学しています。ポリアセチレンPOINT 2バスゼミ11東工大の教育1年目の学修

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