東京工業大学 入学案内2017
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第6類自然と調和する都市環境や建築物について学びたい!第7類生命の仕組みと応用について学びたい!人の生活に関わるすべてを学問分野とする第6類は、3つのアプローチを持った系から構成され、2年目に、建築学系、土木・環境工学系、融合理工学系のいずれかに進みます。建築学系は建築・施設のデザインやまちを創る仕組みを「学術」「技術」「芸術」を三位一体として学ぶ系で、広い視野と深い洞察力、たくましい想像力の育成を目指します。土木・環境工学系はスケールの大きな分野。橋やトンネルといった土木事業はもとより、交通システムや防災、環境問題等もテーマとします。融合理工学系はグローバルに共通する地球・都市規模の問題等を対象に、理工系のみならず人文社会科学系の知見を融合して社会への貢献を目指す問題解決志向の新しい系です。卒業後は、ほとんどの学生が大学院に進みます。大学院修了後の進路は、官公庁や公的機関、交通や建設・設計、コンサルタント、メーカー、エネルギー等の一般企業を中心に幅広い分野で活躍しています。生活、環境、未来を築く生命理工学院へと繋がる第7類では、理工系の基礎知識や生命理工学分野の基礎的専門知識を修得し、生命理工学に関連した科学技術の発展に資する課題解決力と倫理観を備えた理工系人材を養成します。多様な能力を持った若人を集めるため、前期入試(募集人員95名)、後期入試(35名)、AO入試(20名)の3つの入試を実施します。生命現象への旺盛な知的好奇心と探究心を有する意欲的な人材を求めます。入学後は、従来の理工系基礎科目に加え、まず基礎レベルの「生命科学」を勉強します。そして、理工学分野の知識をベースに、生命理工学分野の基礎から応用までを修得します。創造性や表現力を育む教育も充実しています。生命理工学院では、学生のほとんどが大学院に進学し、大学院修了後の就職先として、化学系、医薬系、食品系企業を中心に幅広い分野で活躍しています。生命を化学と物理で解き明かす類の特徴上:東工大蔵前会館下:附属図書館建造物の設計・デザインを主に手掛ける建築学系と社会基盤(インフラ)整備や環境共生を図る土木・環境工学系が一体となって、キャンパスの見直しと改良を行っています。大岡山駅を降りてすぐの大岡山キャンパスの東工大蔵前会館、環境負荷低減型の新図書館が建てられたのもこの計画の一環。百年記念館や駅前広場、本館や研究棟、歩道橋の設計にも第6類の先生方のアイディアと技術が生かされています。今後も、より快適なキャンパスへと進化を続けます。POINT 1東工大のキャンパス計画グローバル社会では、理工学系と人文・社会科学系の知見を融合し、社会ニーズの把握に基づく解決策の“デザイン”が不可欠です。融合理工学系では、地球・都市の異常気象、国際開発や環境の政策・計画、天然・再生資源を活用した環境浄化やリサイクル、国際ロジスティクス、プロジェクト・マネジメント、デザインとエンジニアリングの融合、コミュニケ-ション技術やその言語学・社会学の側面、原子力利用と社会等を対象に問題解決志向の研究を展開しています。POINT 2融合理工学系とは?東工大は、東京医科歯科大学、東京外国語大学、一橋大学と四大学連合を結成し、単位互換や編入学が可能になりました。第7類では毎年多くの学生が、総合生命科学コース、医用工学コース、科学技術と知的財産コース等の複合領域コースを履修しています。これらの複合領域コースは、学生により多くの選択肢を提供するとともに、他大学との人的ネットワークの獲得等、様々な意味で大学生活の幅を広げるチャンスとなっています。実験実習の様子POINT 2医学や知的財産について学ぶ類の特徴第7類の学生全員が取り組む創造性育成科目「バイオものつくり」では、小中高生向けの新しいバイオ教材の開発等バイオに関する様々なものつくりを目指します。7~8名のグループごとにテーマの設定から実際のものつくりまでを半年間をかけて行います。グループには、アドバイザー教員や先輩がついてサポートしてくれます。その集大成としてバイオコンテストで成果を発表し、競い、優秀作品は商品化されることもあります。小中学校へ出向いて出前実験教室を行うこともあります。バイオコンから商品化されたDNAカードゲームPOINT 1バイオでものつくり2年目に進むことができる学院・系建築学系土木・環境工学系融合理工学系環境・社会理工学院2年目に進むことができる学院・系生命理工学系生命理工学院13東工大の教育1年目の学修

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